KORU

パフォーマーの友人が、ニュージーランドで行われたクラウン・キャンプから
帰って来た。海外の刺激をたくさん受けた人と話すのは楽しい。ちょっと
日焼けした彼女が、「何から話したらイイかな。実は信じられない事が起
きたんですよ。歩きながら話してもいいですか?」と言うので、「もちろん!
どうぞどうぞ」とワクワクする私♪

きっかけは帰りの満席の飛行機の中、外人女性が落とした紙の切れ端。
彼女はこれを拾うかどうか迷ったそうだが、ちょっと見るとMailアドレス
が書いてある。もしかしたら大事な物ではないかと思って、英語で声を
かけた。そのメアドには見覚えがあり、彼女が「この人を知ってるの?」
「えぇ。あなたも知ってるの?」ってなワケで、ぬわんとメアドの主は、
双方の友人だったのだ!

高度数万メートルの空の上で、更に2人は盛り上がる(笑)。そして、ステキ
な話が舞い込んできた。「えーっ、それはスゴいじゃん!」「はい、コレは行く
っきゃないですよね。こんな事ってあるんですね」「運も才能のうちだよ。飛行
機で隣に座る人が、実は縁が深かったりするコトもあるから」「私、またニュー
ジーに行きそうですよね」「もちっ! いや、帰るのかもしれないよ」「そっか。
私、ポリネシア系の民族が好きで、マオリの神様ってユニークなんですよ。
ある彫刻を見たら、未空さんを思い出したんです」「えっ、ホント? 南国
特有の体型が似てたりして(笑)」

詩、美しい言葉によるスピーチ、入れ墨、木・骨・石を使った彫刻等、芸術は
マオリのコミュニティーの重要な分野であり、現在でもそうだ。共同で使う
建物は彫刻によって精巧に装飾されており、多くのマオリ人はペンダント等
の装飾品を身につけているとか。

彼女がニュージーランドのお土産をくれる際、「このマークはKORU(コル)って
いうんです。是非、未空さんにこれを渡したいと思って」とキュウイのキーホル
ダーをくれた。KORUとはNZのナショナルシンボルで、ニュージーランド特有の
植物「銀シダ(シルバーファーン)」の新芽の事だ。先住民マオリ族の間では、
「始まり」「新生活」「成長」「成功」「発展」「人との調和」などの意味を持つ
とされているとか。誕生日を迎えたばかりの私にピッタリだ。ナイス・タイミ
ングでうれしいなぁ。どうもありがとう! 

別れ際、「結婚式は6月になりそうなんですが、この間、チャペルの内部を
見てビックリしたんです。私、この風景を5年前にハッキリと見てるんですよ」
「うわーっ、それはスゴイよ。よっぽどご縁の深い教会なんだね」「式に未空
さんも参列してくれますか?」「もちろん! 泣いちゃうかもしんない。ホント
にホントに幸せになってね」「どうもありがとうございますぅ」

2人の“KORU”に乾杯♪
20060123

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