2000 年 10 月 21 日 のアーカイブ

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祝福

2000 年 10 月 21 日

陰陽師の先生からMailが届いた。この方とのご縁は、本当に不思議だ。

敬愛する心の師匠K先生によれば、年令に関係なく、兄妹星の関係だそうだ。

血は繋がっていないが、ほとんど家族に近い結びつきらしい。

ミレニアムの春、ある日突然、瞼の兄に会ってしまった私(笑)。

出来の悪い妹でかたじけない。さぞや兄の心痛はいかに・・・

私をいつも甘やかしてくれる貴重な存在だ。とにかく涙が出るほど優しい。

今までどれほど助けられたかわからない。こういう人って、早々人生に巡り

会えるものではないよね。やはり私にとって必要な存在だからこそ、与えられた

と信じている。朝日新聞に愛知県で起きたせっかん死の事件が載っていた。

自宅のベランダに、10才の長男を2日間縛り付け、死なせてしまった母親(31才)には、

案の定、育児に非協力的な夫がいた。なぜ案の定かと言えば、私は幼児虐待を夫婦の

問題と捉えているからだ。2人の子供でありながら、母親が全てを押し付けられたら、

ちょっとしたきっかけでキレてしまう。心理用語でいう「視野狭窄」だ。極端に視野が

狭くなり、その事しか考えられなくなる。ストーカーはこの典型。悲惨な事件に発展する。

この母親も、どこかに相談したかった。助けが必要なのだ。私にとっての陰陽師の先生のように。

話を聞いてもらえるだけで、「今よりラクになる」。空庵のコンセプトはこれだけだ。

悲惨な事件を見聞きする度、このコンセプトがもっと具体的な方法で、幅広く社会に浸透しないか

考える。私はまず、Netでそれを始めた。ココロのお休み処“空庵”をもし現実化できたら、

Open庵にして、熱烈歓迎したい。誰だって疲れるし、キレそうになるし、苦しくなるし、

泣きたくなる。ひたすら甘えたい時、だっこされたい時、大人こそ必要なんだよね。

子殺しは許される事ではない。しかし孤立無援で、視野狭窄になりながら、必死に育児を

顔腫っていた31才の彼女の人生が、もっと祝福されるものであっても良かったのに・・・

陰陽師の先生のMailは、「未空さんにこの世で一番大きな祝福が与えられますようにお祈り

しています」と結んであった。涙が出るほどありがたい。どうもありがとうございます。

今度は私から、“空庵”とご縁のある人すべてに、大きな大きな祝福が与えられますように!

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