2002 年 12 月 28 日 のアーカイブ

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ちょっとイイ話⑯

2002 年 12 月 28 日

以前、西川のりおさんが、「徹子の部屋」に出演してました。

のりおさんは10代の時、西川きよしさんに弟子入りしたそうです。

ご両親は商売人。「芸人になりたい」と両親に言ったら、「いいよ」

と言った。「但し、一切手は貸さないから、自分の力でやりなさい」

と送り出してくれた。弟子入りしたものの、メチャクチャ忙しかった。

寝る時間もない。「眠たいか? しんどいか?」と師匠のきよしさん

が聞いたら、「しんどいです。もうアカン」と、即、答えた。「もう、

帰れ!」のりおさんは、即、クビになった。「これで寝れるぞ!」

のりおさんは、家でブラブラしてたそうです。「仕事はどうしたん?

師匠、今日、生でテレビに出てはるよ」とお母さん。「今日は、休みや」

2日、3日、4日・・・1週間たった。ある時、師匠から電話がかかってくる

んだね。「もう過去のことはエエ。とにかく出て来い!」のりおさんは、

「師匠の気が変わったんかな」とずっと思ってたんだ。実は、クビになって

4日目。両親は「これはおかしい・・・」と思ったんだね。菓子折りを持って、

西川きよしさんを訪ねた。「うちの、のりおが、何かやったんやと思います。

でも、許してやって下さい」何度も、何度も頭を下げた。1時間ねばった。

「あれがなかったら、今ボクは、このTVスタジオにいなかったと思います」

お父さんが亡くなって、ずいぶん経ったある時、この事を知ったんだ。

お父さんは、朝から晩まで、一所懸命働いていたそうです。のりおさんは、

聞いた。「何が楽しくて、そんなに働くんや?」「家族みんな、一緒にご飯

を食べれるのが楽しくて・・・ そのために働くんや」決して豪華な食事

じゃない。「おかずもね。あの時は、1品だけでした・・・」

♪今日のココロ踊るコト♪ 寝たぁ寝たぁ寝たぁ寝たぁ寝たぁ寝たぁ寝たぁ~(笑)

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