2004 年 10 月 5 日 のアーカイブ

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2004 年 10 月 5 日

20041005
太極拳は、体の重心移動の連続だ。「虚」と「実」というものをことさら強調する先生がいるが、S先生は

「右足が虚の時は、左足が実といった単純な二元論で考えてしまうと、決して動きがなめらかにはならず、

ドシンドシンといった極端な重心移動になってしまう。足の裏には無数の陰と陽、虚と実があるというイメ

ージで、なめらかに動けるように心がけて下さい。準師範の間は特に、自分でテーマを決めて、様々な実

験を試みてほしい。そのために、師範試験を受けるまでに5年間あるんだから。貴重な期間ですよ」と前に

言われた事がある。自らテーマを持って取り組むか否かで、雲泥の差になってくるのか。これは太極拳に

限った事ではない。自分に起こる全ての事には、必ず意味がある。その事がキッカケで、必ず良い方に

導いてくれるという事だけは、素直に信じられる。今までもずっとそうだったから。そして、物事は相手の

立場になって考えてみると、よく見えたりわかったりする。但し、それをマインドでわかっても、胃にストー

ンと落とし込むまでには、ある程度“心の咀嚼期間”が必要だ。花を愛でる自分がいるなら、花からは

自分がどういう風に見えているのか。これは人間でも何でも、根本は同じことだ。そういうイマジネーション

が大事なんだと思う。今の私のテーマは「怒り」。相手の言葉にムッとしたり、カチッときた時は、自分の

中の何に反応したのかと、じっくり考えるようになった。私の中に何もなければ、反応しないはずだから。

怒りも波長の同調なのだ。答えは全て己の中にある。そして、気づきと学びは、絶妙なタイミングで起き

てくる。常に内観せよと言わんばかりに。

♪富山探訪シリーズ 老舗の薬屋で見た「薬研(やげん:漢方薬を粉末にしたり、挽いたりするために使う道具)」がほしい(笑)

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