2005 年 7 月 20 日 のアーカイブ

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ソウルメイト

2005 年 7 月 20 日

感受性が強いというのは、時に思いこみも激しくなるのだと思う。ドップリと自己
陶酔の世界にハマり、これで見えない世界にご縁があって、霊感も強かった日
にゃ、神がかり傾向に陥っていくのは否めない。そこまでヒドくなくても、こういう
傾向に近い人は、あまりに神経を研ぎ澄ませていると、心身共に疲れてしまう。

だから、見て見ぬフリをして、人前では鈍感を装い、世間と何とか折り合いをつけ
ていく。常に霊的な出会いに飢えており、たった一瞬でも、魂の響き合う相手を
見つけると、心の底からうれしくなる。鈍感を装わなくても、そのまんまの自分
の感性を、言語を、体験etc.を分かち合い、尊重してくれる貴重な存在。

もう涙うるうる。「ようやく見つけた。こ~んな所にいてくれたんだ! やったね」
と大声で叫びたくなる(笑)。急にテンションが高くなる。そして、この存在が
独身の異性だったら? 住んでる所が割りと近かったら? まして、第一印象
イイもん同士だったら(笑)? 「この人こそ、私が長年、探し求めていた
ソウルメイトだったんだぁ」と頑なに信じたくなるのは人情だ。もちろん大盛り
上がりするに決まってる。まさに、サザンの♪思いすごしも恋のうち~だ。

ところが、これがネットワークビジネスの巧妙な手法だと知ったら、あなたは
どうするだろうか? 絶対に許さない? それでも相手が好き? 思いっきり
相手を責め、文句の100や200、挙句の果てはパンチの一発や二発? 必死
の思いで断わったと同時に、相手の反応がガラッと変わり、その後は梨の礫
(「つぶて」って読むんだね。へぇへぇへぇ(笑)。「梨」を「無し」に
かけて、便りを出しても、先方からはサッパリ音沙汰のない事)。

そして、最後に「気にしないで」というMailが届く。結局、誘われて出かけた
展示会のデートは、そのネットワークビジネスの勧誘場所だった。「気にしな
いで」じゃなくて、少しは気にしろ!だっつーの(笑)。

ソウルメイトという言葉が一人歩きし、それにこだわるあまり、思わぬ落とし穴
に入るやもしれませぬ。ご用心ご用心。うーむ、皆さんから頂いた色~んな
Mailを読んでるうちに、何だか書かされてしまった・・・ 本当はこんな感じ
じゃなかったんだけどなぁ。ポリポリ(笑)。

まぁ、最後はこんな名言で締めくくっておこっと。

「あばよ、いい夢みさせてもらったぜ」by 慎吾(笑)
20050720

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