2005 年 8 月 8 日 のアーカイブ

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うねり

2005 年 8 月 8 日

PM8:30過ぎ、仕事帰りに永田町の茶房快感・・・じゃなくって(笑)、砂防会館の前を
通ると、報道陣とカメラマンでごったがえしていた。ここは郵政民営化反対の亀井派の
詰め所で、古くは田中元総理の事務所があったとか。未空父は新潟出身で、同級生に
は田中角栄の後援会である越山会で働いてる人もいたので、色んな裏話が飛び込んで
くる。全盛時の選挙の際には、越山会の事務所内ではマジで札束が飛び交ったらしい。

金権政治と呼ばれる所以だろう。だが、おおむね新潟県人にとって、日本列島改造論
を唱えた角栄氏の人気は高い。今でも投票用紙に、堂々と「田中角栄」と書くおばー
ちゃんもいるとか(笑)。貧乏にあえぎ、人一倍苦労人だった彼は、1年の半分を雪に
悩まされ、出稼ぎに行く県民のために、いち早く新幹線を走らせ、道路には除雪ポンプ
を張り巡らせた。

未空父は「積雪が2メートルを超えるような雪国で、毎日雪かきに追われた苦労は、
味わった人間にしかわからない。わざわざスキーに行く奴の気がしれんな。灰色の
厚い雲に覆われた空を見る度、どれだけ太陽の輝く青空が恋しかったか」とよく
聞かされたので、未空家はウインタースポーツとは無縁だった。未空父にとって、
雪はロマンティックでも何でもなく、見るのも嫌な思い出ばかりなのだ。

2001年7月14日(土)~15日(日)に行った“空庵”初のOff会こと「第1回みなラク会
in 長野・戸隠」の帰り、偶然にも小泉首相を見る事ができた。長野駅前はものスゴい
人だかりで、その熱気たるやハンパではなかった! 彼ならやってくれる。古い体質
を変えてくれる。何か新しい事が始まるんじゃないか、と誰もが期待した。私もその
1人だ。あれから4年、彼は郵政民営化を起爆剤に、とうとう古巣をブチ壊してしまった。

多くの日本人が、この国に巣食う果てしない税金のムダ使いや脈々と続く官僚の
天下り、透明性のない特殊法人及び外郭団体の存在etc. 様々な問題に対して
憤りを感じている。そしてこの見えない怒りこそが、大きな意識のうねりとなって、
解散に導いたとも考えられないか。

数年前、私には凄まじく情緒不安定な時期があり、腹を立てたり、泣いたりして、
事ある毎に師匠に助けられていた。今から思えば単なる執着で、自分の精神
レベルの低さゆえの何ものでもないのだが、当時は相手こそが許せなかった。

すると、事故が起きた。ふと私の念が飛んだのかと思った。というのも、ちょうど
その頃、師匠とさんざん愚痴っていたからだ。「きっと2人分、飛んだのかも。
念って怖いよね。これで気が済んだ?」と言われたのを覚えている。

それ以来、凄まじい念は飛ばしていないが(笑)、私の中に激しいうねりがある
事を意識せざる得ない。今後は、このうねりを自らの意識の「進化・深化・真価」
に昇華させたいと思う。
20050808

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