2005 年 10 月 9 日 のアーカイブ

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太極拳師範試験 in 東京・中野体育館

2005 年 10 月 9 日

小雨がパラつく中、会場の中野体育館へと急ぐ。道がよくわからなかったのだが、
ボストンバッグを抱えたおばちゃん集団を見つけ、何とか辿り着いた(笑)。

中野体育館って、こんなにデカいのか! 舞台の上には師家の大きな写真が飾られ、
全員で黙祷が捧げられた。師範受験者は全国から計183名。間違っても20代はいな
いし、30代でも珍しいぐらいかな。平均年齢は50代後半か、それ以上。今流行りの
YOGAと比べて、太極拳はホ~ントにYoungが少ないのが特徴的(笑)。

A~Cクラスに分けられ、私はBクラスの38番。一人ずつ名前を呼ばれて、所定
の位置に立つ。5列中、4列目の端から2番目。一番端っこじゃなくて良かったぁ。

とにかく太極拳の24式が始まったら、間違えようが何だろうが、最後まで舞う。
これが鉄則だ。途中で止まってしまい、また最初からというのは許されない。
つまり、常に本番。リハーサルがないというのが、人生に似ていると思う。

それにしても、型はあっても形は様々。色~んな人がいて、とても勉強になる。
他の流派から来た人は、大抵みんなよりアタマ1つ分低いので、すぐにわかる
んだよね。何とな~くキレイに見えるものの、前の太極拳のクセが抜けないから、
やっぱ違うんだな、コレが。しみじみ・・・ S先生が「親戚筋はやってはダメよ」
という意味がよーーーくわかった。これは瞑想にも言えると思う。基本は1つ。

何事もSimple is BESTだ!

今まで初伝→中伝→奥伝→指導員→準師範と何度も試験を受けてきたが、師範
試験が一番リラックスしてできたと思う。黒帯の締め方もバッチリで、S先生に恥
をかかせなくてすんだ(笑)。

休憩中、私服姿で帽子をかぶったおじさんに「未空さん、お久しぶりです」と声
をかけられた。キョトンとしていると、昔、S先生の教室にいた生徒Tさんだった。

「うわーっ、こんにちは。お元気ですか?」「どうもどうも。試験受けるのは1人
だけなの?」「はい、そうなんです。今、どこでやってらっしゃるんですか?」

カルチャーセンターは月謝が高いので、定年後は別の教室に通うようになったんだ
とか。今年から教室を持って、生徒さんはお年寄りばかり10名ほど。そっか、もう
T先生なんだ。「師範を取ったら教えないとダメですよ。そのために先生について
自分で勉強しないとね」とアドバイスをされた。確かにそうだよね。私の太極拳は
これからが本番だ。今日はそのスタートラインに立ったんだと思う。

結果:合格

すぐにS先生にMailを送った。初代のY先生とS先生、素晴らしい師に巡り会い、この
お2人の指導だったからこそ、何とか10年続けてこられた。全ては師のおかげだ(泣)。

このご縁にココロから感謝している。本当に私は人に恵まれた人生だと思う。改め
まして両先生方、どうもありがとうございました。これからも細~く長~く続けて
いきたいと思います。S先生、超出来の悪い生徒ですが、今後ともよろしくお願い
申し上げます。

10年分のお礼をこめて、非常謝謝!
20051009

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