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計画された偶然理論

2006 年 4 月 18 日

きちんとステップを踏んで選択したはずのキャリアでも、最初から
思い通りにいくとは限りません。むしろ、そうでない場合の方が
多いようです。私達のキャリアは、常に激しい外部環境に晒され、
様々な予期せぬ出来事に遭遇します。

神戸大学の金井先生が著書に書かれた「キャリアはドリフトする」
という有名な言葉に代表されるように、希望通りの道が誰にでも
用意されているものではないのです。まるで初めてのゲレンデで、
人生初めてのスキーに挑戦するようなものです。

世の中で思い通りに仕事をしている人は、そう多くはいません。
多かれ少なかれ、最初はそんなものなのです。徐々に滑り方
にも慣れてくる。そして自分らしいキャリアを確信していく。

少々うまくいかないからといって、投げやりになる必要はあり
ません。環境を受け入れていく事も重要な事です。

そんな思い通りにならない人生でも、自分らしい運命を手繰り
寄せていく人がいます。どのような考え方で生きているので
しょうか。

1999年に発表されたジョン・クルンボルツの「計画された偶然
理論」がいいヒントになります。人生は偶然であり、何が起こ
るかわからない。しかし、自分には自分らしい偶然が待ち受け
ている事が多い。すなわち偶然は、必然として起こるという
理論です。

この理論は今、キャリア教育で注目されているものの一つです。
自分に起こる偶然は、自分の言動の間接的なリアクションとし
て起こる事が多いようです。一定のものに興味がある人には、
そのような出会いがあり、そのような情報が与えられるように。

始めは思い通りにならない人生でも、自分の考えを明確にして、
興味を失わず、学び続け、出会いを大切にしていれば、自ずと
自分らしい人生が拓けるという事を意味しています。

そういう観点からも「キャリアアンカー」の明確化は重要と
いえます。

/山本 正樹(理想経営代表、経営コンサルタント)
20060418

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