2006 年 8 月 23 日 のアーカイブ

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社会不安障害(SAD)①

2006 年 8 月 23 日

朝日新聞の一面に「30代の鬱病、神経症が急増」という記事が載っていた。
病気は何も肉体だけではない。きっかけさえあれば、心の病は誰にでも
起こり得る。病気、リストラ、いじめ、倒産、事故、離婚、身近な人の死etc. 

人間の一寸先は闇=病みだ。決して他人事ではない。最近は公共広告
機構のCMで、「社会不安障害(SAD)」について取り上げるようになった。

心の病はごく一部の人間の特別な疾患ではなく、何度も言うが誰でもきっ
かけさえあれば起こり得る身近な病気と捉え、社会全体で取り組まなけ
ればならない時代に突入したのだ。

日本ではまだあまり知られていない「社会不安障害(SAD)」とは、一体
どんな病気なのか? 私なりに調べてみた。以下は「e治験.com」サイト
からの引用だ。 http://www.e-chiken.com/index.htm

————————————————————–
「社会不安障害(SAD<エスエーディー>:Social Anxiety Disorder)」とは?

・会議等で発表したり、意見を言ったりする
・人前で電話をかける
・権威ある人(学校の先生や職場の上司)やよく知らない人と話をする
・多くの人の前で話したり、歌を歌ったりする

このような状況に自分が置かれたり、またこのような状況に自分が置かれ
る事を想像する時、「緊張したり」「不安を感じたり」する事は誰でもあると
思います。SADはこのような状況で、普通の人よりも「強い不安」を感じたり、
それらの状況を「避ける」事により、毎日の生活や仕事に支障をきたしてし
まう病気です。

またSADの患者さんは、上記の他にも普通の人であれば、特に「緊張したり」
「不安を感じたり」する事のない次のような状況でも、「強い不安」を感じる事
があります。

・趣味のサークル、PTA、ゼミ等のグループ活動に参加する
・レストラン、喫茶店、居酒屋等で飲食をする
・職場や学校等、人前で仕事をしたり、字を書く
・会議やゼミ等、他の人達がいる部屋に入る
・人と目を合わせる
・来客を迎える
・自分を紹介される

SADの患者さんが、このような状況に「強い不安」を感じる時、具体的には
次のような症状が現れてきます。

・手足が震える
・息が苦しくなる
・動悸がする
・大量の汗をかく
・顔が赤くなる
・声が出なくなる
・頻繁にトイレに行きたくなるetc.
20060823
♪西新宿の昼下がり。ふと見上げた空から、何かが生まれ出そうな・・・そんな気がした。

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