2006 年 9 月 5 日 のアーカイブ

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禅僧・仙涯

2006 年 9 月 5 日

江戸時代の禅僧で、博多の聖福寺のお坊さんとなった「仙涯
(せんがい)」という方のお話です。

この仙涯さんを訪ねて、多くの修行僧が聖福寺に来ます。

その中には夜な夜な塀を乗り越えて、博多の花街に遊びに行く
とんでもない奴らもいたそうです。

さて、それを知った仙涯は、自分の指導の未熟さを深く恥じました。
そして、ある行動に出たのです。

一喝したのでしょうか? それとも追放?

いやいや、違います。

ある夜、仙涯は塀を乗り越えるために置かれた踏み台を取り去って、
その代わりに自分自身が踏み台になって、じっと待ったのです。

そうとは知らない不良修行僧達は、外から塀をよじ登って、内側に
ある踏み台を踏んで戻ります。

しかし、妙に柔らかく暖かい踏み台にビックリです。

よく見ると、師匠がうずくまっています。これには、さすがの不良
修行僧達も色を失い、平伏しました。

その時、仙涯は「お前達、体を大事にせないかん」と優しく声を
かけただけでした。

それ以来、夜遊びに行く者はいなくなったそうです。

/メルマガ「こころのさぷり。体のサプリ。」第38号より引用

P.S 未空弟2号、お誕生日おめでとうございます♪ プレゼントは気にしなくてイイからね(笑)
20060905
♪今日の証拠物件 事件は白昼堂々と行われたが、部屋には鍵がかかっており、完全な密室状態。袋を噛みちぎって食い逃げするという大胆な犯行手口は・・・やはり、アイツしかいない!

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