2006 年 11 月 6 日 のアーカイブ

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縁(えにし)

2006 年 11 月 6 日

“後1年で赤いチャンチャンコです。いやはや、そんなに生きてしまったのか?
過ぎた時間は本当にアッという間です。まだ決して年寄りだとは思ってませ
んが実際、残りわずかの身の上なんですね。「これを成し遂げるには時間が
ない!」なんて慌てる情況でもありませんが、同時に今後のテーマもないの
が悲しくもあり、ですね。アハハ。後はお主達、後進の実力者が羽ばたいて
行くのを楽しむという事ですね”

彼から届いたMailはこの後、絵文字の拍手が続いていた。そう、今日は美老
庵・師匠の50代最後の誕生日。私は毎年、バースデーカードを送っている。

昨年は出張先の米子から師匠の好きなコーヒー(小泉八雲愛飲?)を送った
っけ。そうか、あれからもう1年になるのか。おかげで出雲大社にも行けたん
だもんね。しみじみ・・・

私が初めて師匠に会ったのは2000年7月、空庵を立ち上げて間もない頃だ。
知り合って6年だが、このご縁が結ばれるまでに、実は私が中学生の時ま
で遡る。これには未空母が大きな役割を果たしており、もし未空母がその人
と仲良くならなければ、師匠には出会えなかった。つまり未空母がキュー
ピッドのようなものなのだ。

「スゴい先生がいるから何かあったら行ってみなさいって紹介されたん
だけど、あなた一度会ってみる?」「うん、そうする。電話番号教えて」

当時、八方塞だった私は藁をもすがる気持ちだった。初めて師匠に電話した時、
声の若い人だなぁという記憶があり、第一印象はバーテンダー&勝負師(笑)。
今でもそうだが、スーツを着ていてもカタギには見えない(笑)。

1時間で帰る予定が、7時間もいたのだ! うだるような暑い日で、何杯もアイ
スコーヒーをお代わりしながら、「もう20年以上この仕事をしてるけど、初対面
で7時間もいたのは、あなたが初めてだよ。不思議な人だね」と言われたの
を覚えている。やはり私と師匠は出会うべくして出会ったのだ。何という奇跡!

この6年間、どれだけ助けられたかわからない私は、本当に人にだけは恵まれ
ている人生だと思う。当時は鎌田先生と呼んでいたが、いつの間にか師匠と
呼ぶのが普通になった。空庵の歴史はこの師匠と共に歩んだ歴史でもある。
ただひたすら有り難い。来年の3度目の成人式祝いは何をあげよう(笑)?

何かある度、「身に起こる事は全て心の写し絵」という師匠の言葉を思い出す。
また「上司もいない代わりに部下もいない。管理する事も管理される事も放棄
した仕事人生です」というセリフには、心底シビれてしもーた(笑)。私もそう
なりたい、そうでありたいと真剣に願い、その方向で動いている。

師匠、いつもありがとう。いつまでも元気で長生きして下さいね。

ありったけのハートをこめて
愛弟子未空
20061106

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