2007 年 1 月 9 日 のアーカイブ

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トゥレット症候群

2007 年 1 月 9 日

診断書には「トゥーレット障害」と書かれていたが、ネットで検索すると赤城
高原ホスピタルの出典で、「トゥレット症候群」となっている。私の記憶では
ルーレットという名前に近い病気があったような・・・ぐらいだったが、こんな
にも大変な病気とは知らなかった。

トゥレット症候群は医師ですら正しく理解していない人がたくさんいるくらい、
まだまだ社会に浸透しているとはいえない病気だそうで、そんな子供(という
より立派な大人だ)を抱える老いた両親の苦しみは想像を絶する。失われた
20年・・・ これも神が与えた試練なんだろうか?

まず私達がトゥレット症候群という病気に対して、全く知らないので、今後の
事もあり、色々と調べてみる事にした。以下、出典は赤城高原ホスピタルの
サイトより。

「トゥレット症候群」とは、多発性のチックを主症状とする病気だ。チックに
は「運動性チック」と「音性チック」があり、トゥレット症候群ではその両者
が見られる。19世紀末にフランスの神経学者Georges Gilles de la Tourrette
(ジョルジュ・ジル・ドラ・トゥレット)により医学文献に報告され、以後
Tourrette症候群と命名された。

発症頻度は1000~2000人に1人と考えられ、男女比は3~4:1と男性に多く
見られる。最近の研究では、脳内神経伝達物質であるドーパミンの過剰活動
が原因と考えられ、更にセレトニンの関与も示唆されている。

従来いわれてきたような厳しい躾や母親の愛情不足によるといったような心
理的原因ではなく、生物学的原因によるものだ。トゥレット症候群の家系では、
トゥレット症候群やチック障害の出現頻度が高い事から、遺伝的要因が強い
と考えられ、現在では常染色体優性遺伝ではないかといわれている。

しかし、孤発例もある事や環境因子が症状の憎悪に関与していると想定さ
れる事、またA群β溶連菌感染が発症の引き金になっているのでは?という
報告も見られる事などから、今後更なる解明が待たれる。

今回のケースは姉妹の妹であり、姉には障害はない。
20070109

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