2007 年 3 月 2 日 のアーカイブ

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GMO(Genetically Modified Organism)

2007 年 3 月 2 日

遺伝子組み換えといっても、イマイチ私にはピンとこなかった。そもそも品種
改良とどう違うんだろう? 今回、グリーンピースのサイトを見て、ようやく
その違いが理解できた。

遺伝子組み換えというのは、1つの生物から遺伝子を取り出し、他の生命体に
導入して、今まで自然界に存在しなかった生命体を作り出す。その技術が遺伝
子組み換え(GM:Genetic Modification)であり、そこから作り出された生命体
が遺伝子組換え生物(GMO:Genetically Modified Organism)となる。

例えばクモの遺伝子がジャガイモに入っていたり、ヒトの遺伝子がお米に入っ
ていたりetc. これは実際にバイオテクノロジーの研究所で行われている事な
んだそうな。ひぇぇぇぇぇ~。そりゃ怖いやねぇ。

それに対して品種改良は、同じ品種の中で異なる特徴を持つもの同士を掛け
合わせて作り出した中から、優れたものを選び出す。これが従来の品種改良だ。

遺伝子組み換えの問題は、草を枯らす農薬がたくさん使われ、虫を殺す毒素が
作物に入っているにもかかわらず、自然環境や私達の健康への安全性は十分
に研究されていない。そして、遺伝子組み換え原料が使われていても、表示
する義務のないものがたくさんある。

日本の食糧自給率は現在40%で、先進国で一番の食糧輸入国なんだよね。
私は納豆好きだけど、味噌、醤油等の主原料の大豆は96%(517万t)を
輸入に頼ってるんだって(2003年)。96%だよ、96%! これはビックリ!

日本の遺伝子組み換えの表示義務は超ユルいらしいよ。そもそも遺伝子組み
換えの原料が入っていても、そのように表示する必要がないもの(油・醤油等
の食品や家畜の飼料)や、基準があっても含まれる量が全重量に対して5%
以上でない限り、表示をしなくても良いもの(ダイズ・トウモロコシを原料とした
食品)があるんだって。

油や醤油に入っているのに、何で表示する必要がないワケ? これは農業
団体や食品業界の圧力を感じるんだけど。この日本の緩い法規制が、多くの
食品に遺伝子組み換え原料の使用を許してしまっている、とグリーンピース
は訴えている。

それに比べて、ヨーロッパでは0.9%が基準。それもEUでは、全ての食品
や飼料、更に添加物までを対象に、遺伝子組み換えの表示基準を0.9%と
している。これは「超キビシ~っ」by 財津一郎(笑)。

このために日本で「遺伝子組み換えではありません」と表示された商品が、
EU諸国に輸出され、「遺伝子組み換えです」のシールを貼られて販売され
ている事があるそうな。オイオイ、それはないっしょ。あまりに自国民をナメ
てないかい? 知れば知るほど、こ、これはマジで「どげんかせないかんと
ですよ」by 東国原知事Again(笑)
20070302
♪カタカナで書かれてるから、一瞬、何のコトだかわからなかった。あーあー、そーゆーコトね(笑)

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