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未空の超気まぐれ南インド旅日記~不二一元

2008 年 8 月 16 日

大聖者ラーマ・クリシュナは、「神を求めるならば、
人の中に求めよ」と教えた。それは「梵我一如
(ぼんがいちにょ)」、つまり「梵(ブラフマン:宇宙
を支配する原理)」と「我(アートマン:個人を
支配する原理)」が同一である事、または、
これらが同一である事を知る事により、永遠
の至福に到達しようとする思想によるものだ。

これは古代インドにおけるヴェーダ(5000年を超える
古代の叡智、神の科学、地球上最古の聖典)の究極
の悟りとされ、「不二一元(ふにいちげん)」論ともいう。

一つの宗教、「万教同根(ばんきょうどうこん)」は、
どの宗教を通っても、神の所へ行ける、と説く。この
理念さえあれば、宗教対立もなくなるはずで、これ
こそがヴェーダンタ哲学の奥義であり、私が最も
大きな影響を受けた教えだ。

そんな梵我一如思想や不ニ一元論を提唱した大哲
学者シャンカラの僧院に行けた事は、私にとっては
大きな大きな喜びだった。更に、ここで第69代目の
シャンカラ・アチャリアから、たくさんの祝福を受け
られた事は、生涯忘れられないだろう。

ヴェーダンタ哲学を知りたくて、本を何冊か買ったの
だが、入門編ですら挫折してしまった。だって南海・・・
キャンディーズ・・・じゃなくって、難解そのものなん
だもん(苦笑)。残念ながら、私の知能レベルでは
歯が立たない。ひっくひっく。

だが、私が生きている間に、ヴェーダンタ哲学に出会
えて、本当に良かった! ここまで深く感動できた
教えだからこそ、決してあきらめず、自分のわかる
範囲から、少しずつ学んでいこうと思う。

大哲学者シャンカラに、心からダニヤバード(ありがとう)!
20080816

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