藤村さんは、「あなたのお店や商品は、本当に存在
していますか？ どんなに素晴らしい商品やサービス
を提供していても、お客様に伝えられなかったら、
存在しないのと同じ事ですよ」と言う。
これは、ある伝説的な塾を経営されている塾長が、
「理解する側は千差万別だから、その相手にわかる
ように伝える事。『どうしてこんな事がわからない
んだ！』と文句を言う前に、『自分がわかりやすく
説明する努力を欠いている』と反省できなければ、
教える資格はないと心得よ」と言っていたのと
共通する。
「教える時に、一番心がけなければいけない事は、
『伝えた内容が教えた事ではなく、伝わった内容
が教えた事である』という事」だ。
これは私が普段から、最も注意を払っている事だが、
“人に伝える・伝わる技術”というのは、一朝一夕
では決していかず、日々悪戦苦闘してると言っても
過言ではない。
どうやったら伝わるのか、ではなく、「きちんと
伝わったかどうか」。私の一生の課題でもある。
藤村正宏さんのWebサイト
http://www.ex-ma.com/index.html
根津の東京大学・武田先端知ビルで行われた「身体（からだ）サミット 生命（いのち）の構造を読み解く」というレクチャーに参加して、安田登さんという能楽師でありながら、ロルファーでもあるという素晴らしい方を知る事ができた。これは思いがけず大収穫！ 彼の新刊「身体感覚で『論語』を読みなおす（春秋社刊）」は是非、読んでみたい。せっかく根津まで行ったので、隣の駅の湯島まで足を伸ばし、天神様にお参りして来た。何十年ぶりだろう？ ちょうど菊祭りをやっていてラッキーだったわ♪
