2011 年 7 月 2 日 のアーカイブ

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続・巣鴨散歩 with 未空父

2011 年 7 月 2 日

痔で見事、タクシー通勤を許された遠山の金さんのお墓を後にして(笑)、
次はいよいよ4代目鶴屋南北(←名前を襲名してたとは知らなんだぁ)
の「東海道四谷怪談」で有名なお岩さんのお墓へ。

「法華宗陣門流 妙行寺」は1624(寛永元年)年に創建され、1909
(明治42)年に四ッ谷から移転。妙行寺には、魚河岸で犠牲になった
生き物を供養する「魚河岸供養塔」や「鰻供養塔」があって、人間の
ためだけじゃないんだよね。こういう考え方は、とても仏教らしく、素晴
らしいと思う。

お岩さんは実在の人物で、実家が妙行寺の檀家だったらしい。実際
のお岩さんは、貞淑な女性で夫の田宮伊右衛門とも仲が良かったが、
江戸時代初期に武士の家である田宮家は、経済的には困窮しており、
お家を再興するためにお岩さん夫婦は、家計を支えるため商家に働き
に出た。お岩さんはいつも、家の庭にあるお社を熱心に信心していて、
その後、田宮家は復興を果たした。

信仰のおかげで、田宮家が復活した話が江戸の評判となり、「お岩
稲荷」と名づけられ、人々が毎日、参拝に来るまでになった。それから
200年後の江戸時代後期、未だ「お岩さん」は人々に根強い人気が
あり、歌舞伎の作者・鶴屋南北が「お岩」の名前を使って、歌舞伎に
すれば大当たり間違いなしと考えて、「東海道四谷怪談」を創作し、
この歌舞伎は大評判となった。その後、四谷怪談を上演する時には、
参拝しないと事故が起こると言われるようなった。

なるほど、そういう話だったワケね。実はこの後、衝撃の事実がっ! 
法華宗陣門流は日蓮を宗祖とし、日陣を派祖とする、日蓮門下の
一派の事だそうで、総本山は新潟の「本成寺」。ぬわ~んとこの
「本成寺」は、未空父の先祖代々が眠る菩提寺なのだよ。

つまり、お岩さんと未空父は、と~っても深い縁で結ばれていた
んだね(笑)。もちろん、未空父はこの事実を知る由もなく・・・
夏越の祓の天祖神社に続き、これもまさにお導きだったね。

未空父の携帯の万歩計によれば、今回のお散歩は1万歩を超え
ていた。最後は巣鴨の駅近    くで、アイスコーヒーを飲んで一休み。

こんな長時間、未空父と2人で、お散歩した事なんて、今までなか
ったから、少しは親孝行ができたかな。思いがけず私の知らない
巣鴨散策ができた上に、歴史の勉強にもなりました♪

ちなみに、未空父は日本史は大の得意で、大学も歴史の点数が
良かったから入れたらしい(笑)。お散歩、お疲れ様でした&非常
謝謝! 未空母と一緒にいつも応援してくれて、どうもありがとう!

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