創業160余年、浅草雷門・天麩羅屋の老舗「三定」

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お初イベント「心の癒し処」が無事終わり、なぜか天丼モード全開に
なっていたので、とりあえず仲見世をプラプラと歩きながら、天ぷら屋
を探していた。色々と迷った結果、浅草雷門の近く「三定(さんさだ)」
に決定!

「一に浅草、二に観音、三に三定の天ぷら」のキャッチフレースで有名
な「三定」は、天保8年からの創業で、160余年続く老舗中の老舗らしい。

江戸時代、三河(現・愛知県)出身の定吉が、人形町の自宅前で店を
開き、江戸近郊の新鮮な小魚をごま油で揚げたのが「三定」の始まり。

三河屋定吉、すなわち「三定」。せっかく浅草に来たんだから、浅草
らしい店で食べる方がイイよね。子供の頃、ほとんど興味のなかった
「すき焼き・うな重・天丼」は、年を重ねるごとに、ホント美味しいなぁ
と思うようになった、My「三大オトナ食」と言えよう(笑)。

天ぷらは、室町時代に日本に入ってきた南蛮料理の一種。天ぷらの
語源には、ポルトガル語で「調理」を意味する「tempero」、スペイン
語で「天上の日(鳥獣の肉が禁じられ、魚肉の揚げ物を食べる日)」
を意味する「templo」など、諸説あるらしい。

漢字の天麩羅は、天が「天竺」、麩は「小麦粉」、羅は「薄い衣」を表し、
天竺から来た浪人が売る小麦粉の薄物という意味で、江戸時代に戯作
者の「山東京伝」が考えたものなんだとか。

私は圧倒的にフライ派なのだが、未空父が天ぷら派なので、未空家
では土日は天ぷら、平日はフライといった感じでメニューが分かれて
いた。子供の頃、天つゆの中に大根おろしを入れられるのが嫌で、
大好物の海老は特にフライにして、ソースをかけて食べた方が絶対
に美味しいと信じていた。

あれからかーなーりーの時が経ち、天丼の美味しさがわかるオ・ト・ナ
になった私。しみじみ・・・すき焼きやうな重も然り。味覚って、ホント
変わっていくのよねぇ。

San Diegoにいた時、アメリカ人もこういう体験をするのかなぁと思った。
というのも、担任だった60代の女性、ドロシー先生ご夫妻の日曜の
ディナーがバニラアイスだったから。どんだけジャンクな夫婦なんだ?

浅草で老舗の天丼をほうばりながら、大満足した私は改めて、日本
人に生まれた事を心から感謝した。次回は何を食べよっかな。楽し
み満載の下町浅草だ(●^∀^●)

ナマ拳、その他のスケジュールはこちら

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