擂茶

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中国には、「客家(はっか)」と呼ばれる人々がいる。客家とは、4世紀の初め(西晋末年)から12世紀初め(北宋末年)にかけて、

黄河流域から南方へ移住して来た漢民族の一派であり、現在は福健省の山間部を中心に、広東省東部の梅県、広西荘族自治区

の武宣、馬平、四川省の重慶、成都、隆昌、栄昌の他、江西省、湖南省、海南省の一部と台湾の諸羅、鳳山、彰化など広範囲に

わたって分布する独自の伝統や、文化を頑なに守り続ける誇り高き一族だ。その特異な生活習俗と神秘性から、少数民族の一つ

と混同されがちだが、彼らは正真正銘の漢民族であり、纒足(てんそく)の習慣を持たなかった数少ない民族としても知られている。

生活は基本的に自給自足で、男性は勉学優先、米作り等の野良仕事は、主に女性が担当した。数世代が同居する大家族で、彼ら

は多子多孫を何よりの幸福と考え、一族が互いに助け合い、病人や老人等をいたわるという道徳的思想が徹底していた。元々が

流浪の民であるせいか、他民族に比べ、定住願望が希薄なようで、新天地に活躍の場を求める事も厭わず、現在は華僑として、

海外で生活している者も少なくない。唐代から伝わる中国語の「客而家焉(客ここに家す)」という言葉通り、客家の「客」とは

客人を表すのではなく、他所から出て来た者、つまりは「招かれざる異邦人」という意味だ。日本語でも「客人」「客死」など、

「かく」と発音する言葉には、「異郷」という意味が含まれている。ちなみに、客家の日本語読みである「はっか」というのは、

広東語の発音。北京語ならば「グージャ」と読む。彼らは、中国八大方言の一つにも数えられる「客家語」という独自の言語を

持っているが、言語以外にも様々な民族的特徴が見られ、特に有名なのが、彼らの住む「客家土楼(客家民居)」と呼ばれる独特

の集合住宅だ。土楼には、方形土楼とドーナツ形の円形(環形)土楼があり、歴史的価値が高いのは、数の少ない円形土楼(永定

地区の場合、円形360棟に対し、方形4000棟)。いずれも、外周壁が生土(自然のままで焼成していない土)で築かれている事から、

「土楼」という呼び名が付いた。現在、その多くは、福健省永定地区の山奥に散在しており、うち振成楼、承啓楼、遺経楼など、

いくつかの土楼は、観光客にも解放され、体験宿泊する事もできる。トイレ、シャワー等の設備はなく、蚊を気にしながら過ごす

夜は、決して快適とは言えないが、多くの土楼では、今でも客家の人々が実際に生活しており、彼らの素顔の暮らしぶりに接する

絶好の機会ではある(以上、「客家」に関するHPより部分引用)。

その客家が、客人が来た時に出す伝統的なお茶、それが「擂茶(らいちゃ)」だ。ベースは抹茶&きなこで、他にも20種類以上の

成分が配合されているそうだが、全ては企業秘密なんだそうな。トッピングには揚げたお米。作り方はインスタントコーヒーと同じ。

きなこ等のほのかな甘味が特徴で、とにかくおいしい! もちろん日本未発売の貴重品だ(泣)。台湾でも、台北に1軒しかお店が

なくて、多くの漢民族がわざわざ買いに来るらしい。だって、ホントにおいしいんだもん! 超感動したよぉ。日本でも早く発売

しないかな。個人輸入でもやっちゃうゾ(笑)。さすがは客家民族。御禁制の品を頂き、非常謝謝! ココロより感謝ですぅ(号泣)。

♪今日のココロ踊るコト♪ ハイテクの新築マンションで、擂茶にハマり、チーズフォンデュに感動し、もーフォアグラ状態が止まんない(笑)

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