マイコー

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途中からだったが、「マイケル・ジャクソンの真実」という番組を見た。「過去に鼻の部分を2回整形手術をしているが、

後は成長したんだよ」と言い切る彼。いつの間にか子供が増え、子育てに母親の存在は全くなし。赤ちゃんのポスターに

は異常なまでの執着を見せ、ツタンカーメンのレプリカの棺桶を買う。しかし、自分が入るために買ったのではなく、単に

金キラキンで美しかったから。マイケル自身は、永遠に生き続けたいと言う。友達は子供ばかりで、彼専用の広大な遊園地

に招待し、泊まっていきたいなら、両親の許しがあれば、一緒の部屋で寝るという。しかし数年前に、ある男の子から性的

虐待で訴えられ、莫大な和解金を払っている。何てったって、ケタ違いの大金持ちだ! マイケルのそんな姿を見ながら、

高校の頃に見たフランス映画「シベールの日曜日」を思い出した。ある白痴の男が、小さい女の子と仲良くなって、一緒に

遊んでいるのだが、それは世間一般からすれば、異常行為であり、誘拐されたと大騒ぎになる。確かそんな物語だったと

思うが、ラストシーンをよく覚えていない。多分、悲劇的な結末だったんだろうなぁ。彼は純粋な心の持ち主で、少女に

痴漢行為をした事はない。ただ、仲良しだっただけ。映画では、彼の心の動きが中心だったため、何て世間は頭が固くて、

物事を悪く悪く捉えるんだろうと思ったのを覚えている。果たしてマイケルはどうだったんだろう? 純粋に仲良くなりた

かっただけなのか? それとも・・・ マイケルと一緒にいて、ガンが完治した少年は、インタビュー中にも頭をマイケル

の肩にもたげ、すっかり甘えている。少年は「マイケルは44才じゃなくて、4才なんだよ」と庇い、どちらも満足そうだ。

確かにそうなのかもしれない。大人になりきれないマイケルは、「世界中の子供が全員死んだら、今すぐベランダから飛び

降りるよ」と言った。本気だと思う。マイケルには、ハーメルンの笛吹きの雰囲気が漂っていた。孤独な元スーパースターだ。

♪今日のお初♪ 原宿・筑豊ラーメン「ばさらか」 スープはおいしいんだけど、やっぱ麺が縮れてないと、イマイチなんだよね。

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