プロフェッショナルとは?

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仕事柄、よく、企業家さんや、新規事業を始められる方から、

新規ビジネスの相談を受けるんですが、

だいたい、私、その手のお話に関しては、

かなり「辛口」な評価をさせてもらっているんですね。

「そのビジネスモデルだと儲かりませんよ」

「そのビジネスモデルだと売上げの限界は見えていますよ」

「そのビジネスモデルだったら、1日20時間ぐらい働かないとダメですよ」

まぁ、こんな感じで、

やる気マンマンのハートを粉砕するぐらいのアドバイスで、

木っ端微塵に吹っ飛ばしてしまうんですね。

でも、それでも、懲りないというか、精神的に強いというか、

私の激辛アドバイスに対して、後に引かない経営者は多いんです。

で、その中でも、意外にこんな事を平気で言ってしまう人が最近は多いんです。

「私、そんなにこのビジネスで大儲けしようと思っていません」

「ちょっと贅沢ができればいいだけなんです」

「うちの会社の売上げの、ほんの少し足しになってくれるだけでいいんです」

うーん、その気持ちもわからないのではないんですが、

そもそも、こういうスタンスで始めた商売っていうのは、

うまくいなかいケースが多いんですね。

っていうか、うまくいかないケース「100%」ですよ!

だって、最初から月30万円ぐらいの売上げになればいいやって思ったビジネスは、

始まった時点で、うまくいってマックスが30万円ですから、

失敗やら、試行錯誤やらしながら、せいぜい3万円ぐらいにしかならないですよ。

なぜならば、

本人は「特に儲からなくてもいい」っていうスタンスでやってますから、

当たり前だけど、最初から一生懸命やっていない。

つまり、最初の目標設定とビジネスに対する姿勢に「プロ意識」がないから、

こんなハチャメチャな売上げしか叩き出せないんです。

もう少しわかりやすく言うなら

ネットのショッピングモールさんの出店の営業話と同じですよね。

「月額無料で1年間ショップ出店させてあげるから、やってみませんか?」

って営業の電話をもらって、

「まぁ、1年間無料ならば、リスクもないからやってみるか」

って、始めても、

リスクがないから一生懸命やらないし、

投資もせずに無料でやっているから、マジメにやらないし、

「ちょっと売上げの足しになればいいや」という

中途半端な気持ちだから、仕事も突き詰めない。

つまり、「適当」なものは「適当」な結果しか生み出さないんです。

これだったら、最初からやらない方がまだマシですよね。

でも、ですよ。

これが、最初から「月商1億円を目指す」というのであれば、

その目標に向かって、本気でビジネスモデルを考えて、

本気で投資をして、本気で頑張るし、本気で勉強もするから、

まぁ、月商100万円ぐらいは達成する可能性もある。

「失敗したら大変だ!」っていうぐらいの投資をしている訳ですから、

とにかく真剣に取り組みますよ。ええ。

それに、そもそも「1億円」が稼げるビジネスモデルなんですから、

しくじっても「100万円」ぐらいはいくはずです。

最初のお金に対する執着心と、

金を稼ぐためのビジネスモデルの“うつわ”が違うから、

同じ商売でもゴールは全く違ってきてしまうのです。

いいですか?

実は世の中、「そこそこ稼ぐ」というのが、

一番、難しかったりするもんなんです。

お金も投資せず、時間も投資せず、

ビジネスで成功する事は「ない」と思って下さい。

もし、お金も使わず、時間もない人で、お金儲けをしたいのであれば、

パートやアルバイトをした方が、ずっとマシです。

だって、そういう「適当」に仕事をする性分の人ですから、

そもそも経営者には向いていないのです。

プロ野球選手でメシを食ってく覚悟がなければ、

お金を気にせず、草野球でもやって

「適当」に楽しんでいるのがずっと幸せですよ。

~編集後記~

さて、今回のメルマガで2009年は最後となります。

毎年、年末はヒマになって、

年明けからも、そんなに仕事も入らなくて、

箱根駅伝をボーっと見て過ごして、

2月頃からだんだん忙しくなるのが、

いつものパターンなんですが、今年は仕事納めの今の段階から、

「私、M-1で優勝しましたか?」っていうぐらい

忙しいです!

ええ、本当にありがたーい状況なんですが、

実は、今、お仕事のアポイントを入れてもらっても、

3月頃からしか打ち合わせができないぐらい、

ガッチンガッチンにスケジュールが入っているんですね。

で、こういう話をすると、

「へーっ、不景気でもコンサルタントって儲かるんだ」

って思うかもしれませんが、

同業はかなり悲惨な状況が続いています。

セミナー主宰会社の人に話を聞くと、

最近、食えなくなったコンサルタントの先生の売り込みが激しいそうです。

セミナーや社員研修は不景気で減っていますからね。

実践的な専門ノウハウがないと、まずお声はかかりません。

実際、今年から来年にかけてのセミナーも、

「もう〇〇先生のノウハウだと、もう使い物になりませんから」

と主宰者側にぶっちゃけトークをされて、

何年も牙城を守り続けていた他のコンサルタント先生のセミナーの

後釜に座る事が非常に増えています。

更にビジネス書もビックリするぐらい売れていないらしくて、

“確実に増刷が狙える著者”の所に依頼が集中しているそうなんですね。

もう「出版=ブランディング」の時代じゃなくなってしまいました。

そもそも、コンサルタント費用なんて、会社にとったら速攻削られる予算だし、

景気が悪いんで、腕がないと短期間でガツンと売上げが伸ばせないし、

更に実践ノウハウが乏しいコンサルタントは収入が苦しくなってきます。

特に「ネットだけ」のノウハウだと、もうメシも食えない状況だし、

更には「ネットを知らない」というコンサルタントも、

今の時代は許されません。

そんなワガママなコンサルタント市場に対して、

更にコンサルタントが増えてきて競争が激しくなってきているのですから、

この市場こそ、将来性も成功する可能性も低い業界だと思いますよ。

でも、皆さん、そんな事、知ったこっちゃないから、

「へー、コンサルタントって儲かりそうじゃん」といって夢を見て、

仕事の片手間にコンサルタント業をやってみたり、

ろくにノウハウもないのに本なんか出してみたり、

仲間うちに声をかけてセミナーなんかやってみたり、

実に浅はかな経営者が世の中多いのなんの・・・

ハッキリ言って、コンサルタントなんて仕事は、

儲かっている人は、依頼してこないし、

儲かっていない人は、お金がないし、

そもそもが「空白市場」なんだっていう事に、

早く気がつかなくてはいけません。

更に、インターネット関連のコンサルタントなんて、

もっと儲からないですよ。

ネット関連の会社は、そもそも薄利多売で儲かっていないですし、

ネット販促のノウハウは、ネット関連の企業だけあって、

あんまりお金を出して手に入れたいという意識は乏しいですから。

世の中で一番儲からないビジネスは、

「ネット関連のコンサルタント」なのかもしれません。

いや、自分で言うのもなんですが、

「コンサルタント」って商売に目をつけてしまう時点で、

あんまりマーケティング能力やリサーチ能力は高くなく、

安直にお金儲けを考えている傾向が強い証拠でもあるので、

ビジネスセンスは高くない人だとは思いますよ。

だから、私自身も、

今の仕事に対して、その事を強く認識しているから、

更に強いプロ意識を持って、真剣に仕事をしているんだと思います。

いっぱい現場を踏んで、いっぱい怒られて、

いっぱい本を書いて、いっぱいセミナーをやって、

お金と時間をめちゃくちゃ投資していかないと、

この業界でメシが食える「プロ」にはなれません。

そんな自分自身に激を入れたところで、

皆さん、良い年が迎えられれば、幸いです。

/竹内 謙礼(コンサルタント)
 メールマガジン「竹内謙礼の『ボカン』と売れるネット通信講座」より抜粋、引用
 http://www.e-iroha.com
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JR大宮駅で見つけた、廃物利用のカエルのポストだそうな。年内最終営業日の郵便局は、超激混みだった。まだ年賀切手が買えて良かった。だって、去年は売り切れだったんだもん。これも不景気の影響なのかな。2010年は最高にステキな“一年”になるよ。“一念”で変わるから!

ナマ拳、その他のスケジュールはこちら

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