続・草莽崛起

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20040917
吉田松陰は、アメリカへの渡航という国禁を犯し、野山獄に入っていた時、ぼんやりと

獄中の日々を過ごしても仕方がないので、「それぞれが先生になり、ものを習いたい」と

言い出した。書や俳句などに優れた者が先生になり、学び合うちに獄中は一変したら

しい。だろうなぁ。しみじみ。人は本気になると、学びたくなるものなんだよ。わかるわかる。

この時、松蔭は「人賢愚ありと雖も、各々一、二の才能なきはなし」と学んだといわれて

いる。また、最近の松蔭の研究では、獄中で出会った高須久子との、ほのかな恋を通じて、

身分制度に捉われていない、久子の価値観に影響されたと言われているそうな。松蔭は

庶民の中に、新しい時代を切り開く人材がいることを、認識したのではないか? 「草莽

崛起」は、久坂玄瑞と共に、松門の双璧といわれた高杉晋作に引き継がれる。彼の「おも

しろきこともなき世をおもしろく。住みなすものは心なりけり」は有名だよね。やっぱ、現代と

同じく、閉塞感の漂うおもしろき事もなき世の中で、必死に足掻いてた人がいたんだね。そして

下級武士や農民、町民の志願兵からなる「奇兵隊」を結成する。1864年(元治元年)に晋作は、

武力による藩の「俗論派」打倒を図るため、周囲の反対を押し切り、遊撃隊と力士隊の併せて

80余名を率いて、無謀とも思える挙兵を行い、瞬く間に下関を占領する。これらの新しい農民

や町民からなる奇兵隊などの部隊が、幕府軍を打ち破り、明治維新へとつながってゆくワケだ。

このあたりの晋作の天才的な活躍ぶりは、司馬遼太郎が「世に棲む日日」に活き活きと書いて

るんだって。ふーん、おもしろそうだなぁ。司馬遼太郎なら、歴史好きの未空父だったら本を

持っていそうだ。って、高杉晋作じゃなくって、吉田松陰なんですけどぉ。空庵秋の限定企画

「未空“超知ったか”歴史講座」は、いよいよ明日が最終回。どーかひとつ、よろしゅーに(笑)

♪先日の繊維まつり ハギレでも大きかったな。かなりゴワッとしてるけど、この上で寝るの? まぁそんなコト言ってらんないか。

ナマ拳、その他のスケジュールはこちら

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