続・遠隔

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未空母は祖母譲りの高血圧のため、降下剤を飲んでいる。また眠りが浅い上に、
深夜ノドが乾いて、水を飲む事に苦痛を感じていた。私が祈りの瞑想の話を
すると、「是非やってほしい」と言う。

最近、気がついたのは、瞑想の際、私が何回か会ってる人は、顔より声の方が
思い出しやすい。顔が浮かぶのと同時に、声が聞こえる。声からくるイメージ
は想像以上に大きいのだ。

太極拳のS先生曰く、「瞑想中に唱える真言(マントラ)を始め、大事なのは音。
声も音でしょ。つまり波動なのよね。全ては波動でできてるんだから」。そっか。
それなら家族は毎日、声を聞いてる訳だし、物理的にもそばにいるので、結果
が出やすいのかなと思った。

だが、ヴェーダの世界では、「気にすべきは行動そのものであって、行動の結果
ではない。成すべき事を成した後は、その行為は神に預け、自らは結果を思い
煩うべきでない」とされる。未空母には、「私に一切の気兼ねをせず、結果は
全て正直に伝えてほしい。また、どんな小さな変化でも教えて」と頼んだ。

今、私の周りに体を病んで、苦しい思いをしている人がいる。一番辛いのは患者
本人だが、それを支える家族も心身共に疲労困憊し、共倒れになりかねない。
私にできるのは、祈る事しかないだろう。それぞれに合った文言を頭の中で唱え、
その人の笑顔を思い浮かべながら瞑想する。時間の観念がなくなるので、気が
つけば20分ぐらいしか経っていない時もあれば、1時間の時もある。

未空母がうれしそうに、且つ不思議そうな顔で、「気がついたら、水を飲まなか
ったのよ!」と言ったのは2日間。3日目はダメだった。そんな中、「2回目の動注
が決まりました。1回目で腫瘍が24%も小さくなっており、皆様のおかげと感謝
しています」というMailを頂いた。化学療法、すなわち抗癌剤の投与は通常、
全身療法に分類される。しかし、抗癌剤を癌が存在する部位に限って投与する
「動注化学療法」は、局所療法という事になる。

何度も言うが、もちろん私のつたない迷走で、未空母が水を飲まずに済んだり、
この方の腫瘍が小さくなった訳では、間違ってもない。人間は365日、体調は
違うし、投与された薬との相性や食事、精神状態、気候etc. 様々な要因が
考えられる。そんなコトは百も承知だ。

だが、ご縁のある人達が今よりラクになり、少しでも良い方に向かうのであれば、
それだけでうれしい。私のDharma(ダルマ:サンスクリット語で「本分、意義」)
のヒントが空庵に、未空に、瞑想に、ヴェーダにある。意識の深まりの度合いに
よって、瞑想も進化してくるのは必然だ。

ちなみに未空母は、水を飲まない夜の方が多くなった。とにかく続けてみよう。
20050625

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