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85歳の女性が晩年に書いた詩「もう一度、人生をやり直せるなら」

2013 年 7 月 11 日

「もう一度、人生をやり直せるなら」

人生をもう一度やり直すとしたら、
今度はもっとたくさん失敗したい。

そして、肩の力を抜いて生きる。

もっと柔軟になる。

今度の旅よりも、もっとおかしな事をたくさんする。

あまり深刻にならない。

もっとリスクを冒す。

もっと山に登って、もっと川で泳ぐ。

アイスクリームを食べる量は増やし、豆類の摂取量は減らす。

問題は増えるかもしれないが、想像上の問題は減るだろう。

というのも、私は毎日、
常に良識ある人生をまともに生きてきた人間だからだ。

もちろん、バカげた事も少しはやった。

もし生まれ変わる事があったら、
バカげた事をもっとたくさんやりたい。

何年も先の事を考えて生きる代わりに、
その瞬間だけに生きたい。

私はどこに行くにも、
いつも万全の準備を整えて出かけるのが常だった。

体温計や湯たんぽ、レインコートやパラシュートなしに、
どこにも行かなかったものだ。

人生をやり直すとしたら、もっと身軽な旅行をしたい。

もう一度、生き直すとしたら、
春はもっと早くから裸足で歩き出し、
秋にはもっと遅くまで裸足でいる。

もっとたくさんダンスに出かける。

もっとたくさんメリーゴーランドに乗る。

もっとたくさんのディジーを摘む。

それぞれの瞬間をもっと、イキイキ生きる。

/ナディーン・ステア



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