2005 年 3 月 16 日 のアーカイブ

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ALIVE

2005 年 3 月 16 日

「命の事とか、生きるという事をつくづく考えさせられました。それと同時に、私は
将来の事でものすごく悩んでいましたが、今はその頃と状況は何も変わらないのに、
そんな悩みはどこかに吹っ飛んでいってしまっています。そういう事で悩める余裕が
全くなくなってしまいました。生きるとか死ぬとか、そういう事の前では、日常の
悩みは小さなものなんですね。悩みって、人の心の中で作ってるものかもしれない
なあと思いました。あんなに心を占めていた悩みが、今は悩みじゃなくなってる。

不思議ですね。死にたいという人・・・生きていてほしいです。そこまで思って
しまう状況、私も経験があるので、どれだけ辛いか少しはわかります。でも、他の
何を投げうってもいいから、生きていてほしいです。極端な話、生きる以外の全て
の事は止めても良いんだよ、とあるHPで見ました。本当にそうだなあと思います。

現実にはなかなか難しいかもしれませんが。人間もそうだけど、生まれた以上、死に
向かって生きているんですよね。何も自分から望まなくても、確実に死は待っている。
誰でも、もれなく・・・ だからこそ、生きていてほしいです。辛い時は、そんな風
に思えないんですけどね」。

体温の感じるMailどうもありがとうございます。温かさが伝わってきます。自殺は
発作的にできる。だから、家の中に大量の睡眠薬を置いてはいけない。そして、狂い
死にというものもある。これは全て、私が実感した事だ。人が思い詰めた時、とに
かく楽になりたい。今すぐここから抜け出したい。ただ、それだけを思う。死という
のはあくまで結果で、その時点では意識していない。直面している現実があまりに
リアルで生々しく、その重さに耐え切れない。

なぜ、どうして、自分だけがこういう目に遭うのか? こんなつらい事を味あわなく
てはならないのか? 世の中には、もっとチャランポランにテキトーに生きてて、
のほほ~んとしてる奴なんて、大勢いるじゃん。何で私だけがこんなに苦しむの? 
今まで私はそんなに悪い事した? 神様がいるんだったら教えてよ。当時を思い
出すと、こんな感じだったと思う。目を開けたら突然、グレー一色だった。

部屋の中はもちろん、窓から見える風景も、空も雲も何もかも全て。何度、目を
こすっても、この状況は変わらない。怖くなって目をギュッと閉じて、パッと
開いてみる。だが相変わらず、グレーの世界が広がっている。とうとう自分が
壊れたなと思った。これが夢なのか、現実なのかがわからなくなってくる。泣く
事も叫ぶ事も眠る事もできず、無論、誰かに助けを求める事もできない。ただ
一人、狂い死にするかと思うくらい追い詰められ、何一つ手立てがないまま、
時だけが過ぎていった。あまりに無力で弱っちょろくて、ちっぽけで情けない
自分を思い知るしかなかった。でも、死ななかった・・・死ねなかった。

その数年後、自分のためにココロのお休み処“空庵”を立ち上げ、今、こうして
何とか生きている。そして、多くの素晴らしい出会いに恵まれ、ご縁に導かれ、
生きてて良かったと思う。自分の事以外、考えられなくなっている時は、本当に
つらく苦しい。間違っても、今の自分がそうなってるわけじゃないけど、人の
ために生きる方がはるかに楽だよ。何だかウソ臭く聞こえるかもしれないけど、
自分のためより他人のためが、自分のためになるから。これは真実だと思う。
人間、最後は生きるようにできている。そう、誰でも。そう、信じている。
20050316
♪わたし、パロちゃ~ん 世界一癒し効果があるロボットとしてギネスに認定。光や音声に反応し、声をかけて撫でると、鳴き声を上げて瞼や体、ヒレを動かす。自分の名前などを覚える言語学習機能もあるそうな。

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