2010 年 9 月 20 日 のアーカイブ

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享年77

2010 年 9 月 20 日

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パーキンソン病の叔父が、深夜に亡くなり、お通夜とお葬式に参列するため、
急遽大阪へ。まずは朝イチで、ネットからホテルを予約し、午前中にできる
だけの用事を済ませる。私は今年に入って、関西方面に何回、行くのだろう。

叔父は意識不明になって、2ヶ月以上も生き続けた。死因は「多臓器不全」。
享年77。最後は耳、口、尿などから血が出て、酸素マスクは血だらけ。まさに
ベッドはスプラッタ状態で、TVドラマのような「ありがとう」と言って、静かに息
を引き取るのではなく、それはそれは凄惨な最期だったとの事。

親戚は皆、それはそれはショックを受けていた。叔父は元々、体も心臓も丈夫
な人だったので、なかなか死ねない。点滴に薬を入れられ、チューブに繋がれ、
病院で死ぬという事の現実を、まざまざと見せつけられたと、誰もが嘆いていた。

治療を拒否すれば、即退院させられ、後は自宅で見て下さいという話になるので、
チューブも強い薬も拒否できない。入院=延命治療なんだよ、結局。今回は本当
に気づきが多くて、たくさんの学びがあった。何十年ぶりに従兄弟にも会う事ができ、
大阪に行って、本当に良かった。というより今回は、行くべき運命だったのだ。

人は生まれたら、必ず死ぬ。この当たり前の事実が、まだまだ腑に落とし込めて
いなくて・・・ 明日の朝、生きている保証はないからこそ、やりたい事を全てやり
切って、ニッコリ笑って旅立ちたいと心底思った。自分が考えている以上に、人生
は短いはずなので、めいっぱい楽しもう。そう心に誓った。誰に遠慮がいるものか。

最後に、大切な事を色々と教えて下さった叔父さん、どうもありがとうございました。
天国でジャイロに乗って、心ゆくまで楽しんで下さいね。私もいずれ参りますので・・・

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