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アナタの体にも潜んでるかもしれない・・・コワ~い「三尸」

2013 年 11 月 16 日

空庵事務所のあるJR巣鴨駅前を走る大きな道は、国道17号線で、
江戸時代の五街道の一つ、中山道だ。東海道が日本橋を発ち、
海側を通って京都へと向かったのに対して、中山道は内陸から
京都を目指したそうな。

巣鴨地蔵通り商店街の端、信号のある小さな交差点の右角には、
庚申塚がある。正式名称は「巣鴨猿田彦庚申堂(すがもさるたひこ
こうしんどう)」

狛犬の代わりに猿神が左右にいるが、これは明治の初期に近辺の
有志が、千葉県銚子市の猿田神社から猿田彦大神を分祀してからの
事だそうで、祭神の猿田彦大神にちなんで、「おぴゃる」を祀っている。

案内板によれば、中山道沿いにある庚申塚は、よしずで囲んだ「団子
茶屋」という有名な茶店のある場所で、江戸時代から近郷近在に聞こ
えた名所だった。

江戸と板橋宿との間にあり、行き交う旅人達で賑わっていたと伝えられ
ている。歴女でもないヲタク未空がココロ惹かれたのは、その案内板に
書かれた「三尸(さんし)」についてだった(笑)。

道教には行いの善悪によって、寿命が増減するという考え方がある。庚申
(かのえさる)の日の夜、人が眠りにつくと、体内に棲む「三尸(さんし)」と
呼ばれる虫が体から抜け出し、その人の悪い行いを司命道人(←しめい
どうじん?これがググっても出てこない)に報告し、寿命を縮めるといわれ
ていた。

大きい過ちには300日、小さい過ちでも3日、命を縮めるとされ、そこで
庚申の夜は身を慎んで、徹夜する信仰が生まれたのだ。徹夜して起き
ていれば、三尸が報告に行く事ができない発想というが、庚申日は洗濯、
裁縫、夜業、髪結い、山や漁に出る事、夫婦の営み等も禁止だったそうな。

庚申日は60日に一度巡ってくるので、年に6~7回、庚申塔は公認の
ナイトスポットになるワケだよね。そもそも人の体に棲みついてる「三尸
(さんし)」って、一体どんな虫よ?とググってみたら、向かって右から順に
「上尸・中尸・下尸」だって(ノ゜O゜)ノ
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/69/Taijojo_Sanshi.jpg

上尸(じょうし?)の虫は道士の姿、中尸(ちゅうし?)の虫は獣の姿、
下尸(げし?)の虫は牛の頭に人の足の姿をしているんだと((((;゚Д゚)))))))

人間が生まれ落ちる時から、体内にいるとされ、大きさはどれも2寸って
いうから、6センチだよ。デカっ(ノ゜O゜)ノ 昔の人が考える虫って、どっ
からこういう発想が出てくるのか、ファンキーだよね。下尸、コワっ(笑)。

巣鴨のディープな「三尸(さんし)」ネタ、お楽しみ頂けましたでしょうか?
不思議大好きでおなじみの空庵未空が、ヲタク魂こめてお届けしました♪ 
次回もお楽しみに(^_^)/~って、いつになるかわっかんないけんど(笑)

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