2006 年 3 月 24 日 のアーカイブ

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女神Sekhmet②

2006 年 3 月 24 日

まず、女神セクメトのプロフィールから(笑)。ヤフった結果、古代名「セヘメト」、
ギリシア名「セクメト」、性別「女性」。所有色「黄・赤」、所有元素「火」、参加
ユニット(笑)「メンフィス三柱神:プタハ・セクメト・ネフェルテム」、同一化
「テフヌト」「バステト」等、神聖動物「雌ライオン」、聖域は主にメンフィスで、
装備品は特に決まっていない、んだと。

主な称号は「強きもの」「燃え上がるもの」「ラーの瞳」「赤い亜麻布の女主人」。
主な信仰はラー神の右目より生み出された、エジプト神話最強の破壊女神。
何てったって人類を抹殺しようとして、神々さえも震え上がらせたほどの怖~い
お方なんだから、頭が高い、控えおろ~ってか(笑)。

エジプトの砂漠が赤いのは、その時セクメトに殺された多数の人間に血に染ま
ったからという言い伝えもある。また、セクメトが着ているのは、ほぼ常に「赤い
ロングスカート」である。そりゃ、返り血に見えるわな(笑)。

エジプトで死神といえば、アヌビスとカン違いされている事が多いが、実は死神
役はこのお方、セクメト女神だそうな。セクメトは伝染病などをとりまとめ、「火の
ような息」=人間を殺してしまう病の風を吐く女神とされた。そのため、この荒ぶ
る女神を鎮められるセクメトの神官達は、伝染病を鎮める特殊な医師、呪術師
でもあった。そっか、だから女神セクメトの神官団は、医術を心得た魔術師から
成り立っていたのか! 

日本語に訳された神話で、セクメトが「燃え立つ炎のネセレト」と呼ばれる事が
ある。これはギリシア時代に「セクメト」の意味が、「ネセレト(炎)」と解された
事に由来する。砂漠の熱風は「セクメトの息」と呼ばれ、伝染病や疾病は「セク
メトの使者」だった。

セクメトは恐ろしい死の運び手だったが、逆にその力を「守る」事に向けた時は、
強力な守護者となる。猛る狩猟者である雌ライオンと、母性に溢れた母猫の
二重の顔を持つ女神とされていたそうな。太陽神ラーに反逆して、ヌビアに
逃亡したという神話があり、連れ戻したのは、トト神かオヌリス神という事に
なっている場合が多いとか。

力と破壊の化身、獅子の姿をとるセクメトは多分、最強の戦いの女神様。次回は、
いよいよ彼女の誕生と世界破壊計画の顛末を語ったストーリーを一挙公開だぁ!
20060324

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