2007 年 11 月 1 日 のアーカイブ

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ニコライ堂のアナスターシャ

2007 年 11 月 1 日

ニコライ堂の敷地内には写真を撮ったり、スケッチしている人がいた。
聖堂に入るとすぐ、献金箱があり、ここに300円入れると、いかにも
体型がロシア人という係の女性(←勝手に「アナスターシャ」と命名。
以後、アナと呼ぶ(笑))が、黄色い蝋燭と説明書を渡してくれる。

本当は月曜は公開日ではないらしいが、今日は特別だという。はは
~ん、やっぱこれは神様が招いてくれたんだね。だって、全て予想
外だったんだもん。お導きに感謝だわ。

建物の両脇にはステンドグラスがあり、献火台のイコンは天使ガブリ
エルだろうか。乳香の匂いが独特だ。

もらったパンフレットには、「各地域の教会は、国を主な単位として、
信仰と精神性と伝統を共有し、相互に独立と自主性を認め合いつつ、
温和な連携を保っている」とある。日曜のミサには100人以上の
信者が集まるそうな。

聖堂の中のロープより先は、信者以外は入れないのだが、みんな
美術館感覚で奥まで入って行ってしまう。ある意味、拝観料を払っ
た以上、奥まで行って、じっくり見てみたいのは人情だろうが、
聖堂は美術館ではない。あくまで祈りの場なのだ!

ロープ越えをした非信者を、その都度アナがやんわり追い出しに
かかる。私はその様子をベンチで座って見ていたのだが、いつも
のクセで足を組んだところ、アナに注意されてしまった。

「私はクリスチャンなのに、なぜ中に入れないんだ?」とクレーム
を言うじーちゃんが現れたが、「同じクリスチャンといっても、やはり
違いますから」とアナは一歩も引かず。

こういうやりとりを見たら、イエスはどう思うのだろうか?

ニコライ堂のアナは自らの職務にあくまで忠実であり、何ら非難され
るような事はしていない。だが、非暴力主義を唱えたマハトマ・ガン
ジーは、「私はヒンドゥー教徒で、イスラム教徒で、キリスト教徒で、
ユダヤ教徒だ」と言い、マザー・テレサは、「全ての人は愛し、愛さ
れるために創られました。ヒンドゥー、ムスリム、ユダヤ教徒、キリ
スト教徒、人種や宗教の別なく、男性も女性も子供も神の子なの
です」と言った。ここに大きなヒントがあるように思う。

アナには午後のミサの誘いを受けたが、丁重にお断りして、私は
今度こそ千代田線・新御茶ノ水駅を目指した。

向かうは、産土神社だ。今日は神様づいてるなぁ。ニコライ堂の
アナスターシャを始め、全ての偶然・・・ではなく、必然に感謝する。
20071101
♪待ちに待った大切な物がインドから届き、郵送する物ではないとの事で、自由が丘まで取りに行く事になった。カーナビの画面は、ビルがニョキニョキ生えてくるは、ドライバーズビューなんて、もうゲーム感覚で楽しめちゃう。文明の利器に感動の嵐で、いやー、カーナビって本当にイイもんですね。

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