自分が昔、傷つけられたこと。それが人を幸せにする事だ

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私はダイヤモンド。

生まれた時からキラキラ輝いていました。

とっても芯が固くて、透明で、輝いていた。

それを見た、心の曇った人が

・まぶしいんだよ

・透明すぎておもしろくないわ

・痛い、硬すぎるんだよ

と、ダイヤモンドを攻撃しました。

硬すぎて、自分の思い通りの形にならないから。

美しすぎて、汚れた自分では見ていられない。

まるで自分が汚れているのを見せつけられるようで。

やがてダイヤモンドは、

これ以上傷つけられないために、土をかぶりました。

汚くなろうとしました。

目立たないようにしようと思いました。

山の中に潜り込みました。

やわらかくなろうとしました。

そして、光を出さないように

じっと息を潜めて生きてきました。

じっとしていれば、傷つけられる事もない。

でも、他の宝石達がもてはやされているのを見ると

心がザワザワする。

何よ、ちょっと赤いだけじゃないの

あんなにちっちゃいくせに

私の方が・・・

でも、私は傷つけられた。

どうしてだろう。

わからない。

きっと透明だからだ。

きっと硬いからだ。

きっとまぶしいからだ。

やっぱり、じっとしていよう。

でも・・・

ある鉱夫が、ダイヤモンドを見つけました。

「何だこれ、きたねーな」

と、言われたので、

ダイヤモンドは今度は、人気のあった赤い殻を作って

光を放てるよう努力してみました。

すると鉱夫は

「お、この赤いのならきれいじゃん」

と言って可愛がってくれました。

ダイヤモンドはうれしかった。

やっぱり、透明じゃない方が喜ばれるんだ。

やっぱり、硬くない方が喜ばれるんだ。

ダイヤモンドは、幸せな気分を味わいました。

こうしていれば、幸せなんだ。

でも、何かが納得いかない。

「赤いのなんていらないよ」と言う人がいる。

そんなある日、地震が起こり、

ダイヤモンドは床に叩きつけられました。

ものすごい衝撃で、バラバラになりました。

ダイヤモンドは、

慌てて必死で、赤い殻をかき集めました。

その間に、中から光るものが見えてしまいました。

必死になって、赤い殻で隠そうとします。

鉱夫がそれを見つけました。

「ちょっと待て。お前、本当は透明なんじゃないか」

ダイヤモンドは思いました。

「ダメだ。見つかった。これでもう嫌われる」

鉱夫は拾い上げて、

外側の赤い殻をむしり始めました。

工具でどんどん叩くと、硬くて割れない中心以外の

外側の赤い殻がどんどん落ちて、中から土が見え始めました。

鉱夫は、その土も嫌がらずに取り始めました。

ダイヤモンドは

自分を覆っていたものがどんどん剥がされていくので

恥ずかしくて、辛くて、怖くてたまりません。

やがてダイヤモンドは、

その姿を全て、さらけ出す事になってしまいました。

「もうダメだ・・・」

鉱夫は、ダイヤモンドを手に持って、

しげしげと眺めています。

そして、こう言いました。

「こういうのが欲しかったんだよなぁ」

えっ?!

「こんなに自然で、透明で、輝いてる。

それに、この硬さを使えば、何かの役に立つんじゃないか」

もっと傷をつけたり、角度をつけたり

光を当てたら、もっと輝くんじゃないか。

やがてダイヤモンドは、職人の手に渡り

更に「仕事」をされて、上手に「切られて」より輝きを増していきました。

そして、ダイヤモンドは

何をする訳でもなく

そこにただ置いてあるだけで

たくさんの人を幸せにするのでした。

また、その硬さを使って

様々な物の形を変える事もできたのです。

自分が昔、傷つけられたこと。

それが人を幸せにする事だ。

やっとそう気づいたのです。

/心屋 仁之助(心理カウンセラー)
 http://ameblo.jp/kokoro-ya/

“No Music, No Life”未空の超独断と偏見に満ち満ちた
本日のオススメなう♪
http://www.youtube.com/watch?v=bWndm9OykAE&feature=related

初めて聴いたのはSan Diegoで、FMラジオから流れてきた。
とても気に入って、テープを買い求め、部屋のラジカセで聴いて
いた。その当時は、典型的なラブ・バラードだと思っていたが、
今、改めてこの曲を聴いていると、不思議と今まで出会った
様々な人達の笑顔が思い浮かんでくるのだ。それぞれが、
それぞれの今を一生懸命に生きている。その姿はまさに
「Beautiful」だ。人間讃歌にも思えてきたこの曲を、ダイ
アモンドのように輝いてほしいあなたへ、心をこめて。

ナマ拳、その他のスケジュールはこちら

たった一言でもいいので、コメント下さいね。

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