2001 年 10 月 のアーカイブ

ホーム >  未空ブログ > 2001 > 10月

Yes, I Can

2001 年 10 月 31 日

さあ、やってみよう!

強い人が勝つとは限らない

すばやい人が勝つとは限らない

要領や頭がいいだけでも勝てない

Yes, I Can.

「私はできる」そう信じている人が

結局は勝つのだ!

/マリア・マコーミック

2001 年 10 月 30 日

他人を励ますことはできても

自分を励ますことは難しい

だから―というべきか

しかし―というべきか

自分がまだひらく花だと

思える間はそう思うがいい

/吉野 弘

今日の日も種を撒く

2001 年 10 月 29 日

今日の日も種を撒く

きっと芽の出る種を撒く

雑草にも邪魔されよう

小鳥にもついばまれよう

それだから撒く

撒きに 撒いたら

すべてに打ちかつ芽が伸びる

/後藤 静香

ソワソワ

2001 年 10 月 28 日

さっきからソワソワする。何でだろ?って考えてたら、私の部屋の電気が、

つけっぱなしになっていた。すぐ部屋に戻るつもりでいたのだが、my初号機

の前に座ると、ついつい長居してしまう(笑)。でもやはり、つけっぱなし

という状態は、私にとって、とっても気になるのだ。そうだ。まずは、ムダな

電気を消して来よう。全ては、それからだと思ったら、もう真夜中だった(泣)。

やらなければならない事が、山のようにある毎日。気がつけば、明日は月曜日。

また、忙しい日々が始まる。ここのところ、ココロが電気のつけっぱなし状態

に陥っているようだ。一体、何から手をつければイイのやら・・・と考えてる

うちに、もう“空庵だより”の原稿書きに追われる。この繰り返しだ(泣)。

時間の使い方が、ホントに下手なんだよなぁ。我ながら、ホントに情けない!

中村哲さん

2001 年 10 月 27 日

中村哲氏の講演会「孤立のアフガン」

福岡市中央区薬院・河合塾にて 2001年9月30日

1.「報道管制」は不可能

 タリバーンは、報道管制を敷いていると欧米や日本のマスコミは言います。

 しかし、アフガンではこれは不可能な事です。なぜならば、電気が通って

 いない村が、圧倒的に多いからです。つまりテレビがありません。徒歩でしか

 行く事ができない村も多い。3000メートル級の山岳地帯が大部分のアフガンで、

 そのような統制ができる事は考えられません。アフガン人の多くは、BBC放送の

 パシュトゥー語ラジオを聞いて、割りと正確に、今回の米国における同時多発

 テロを把握しています。なお、このテロ事件のニュースが伝わった際、アフガン人

 のほとんどは、テロリストを強く非難し、犠牲者への哀悼の意を表しました。

 しかし、テロを指揮したとされるビンラディンが潜伏しているので、アフガンへ

 報復攻撃をするというアメリカに対して、今までにない桁外れの敵意を抱いています。

2.「女性への抑圧」の実体

 タリバーンは外出する女性に、ブルカ(チャドル)の着用を義務づけています。

 これが欧米の人権活動家には、女性抑圧の最たるものと映っています。しかし、ブルカ

 着用は農村部での常識です。農村出身者が多いタリバーンは、農村の常識を都市部で強制

 しているにすぎません。

3. 大変親日的なアフガン人

 どんな山奥の小さな村に行っても、広島・長崎に原爆が投下された事を知らない人はいません。

 アフガン人達は、自分達の国を侵略したロシア・イギリスと戦った日本に好意を持っています。

 最も、日本についての正確な知識は、ほとんどありません。真顔で「日本まで、歩いてどの

 くらいかかるのか?」と聞かれた事があります(笑)。それはともかく、アフガン人の間に、

 外国人排斥の動きがあっても、日本人は例外とされてきました。このおかげで、ペシャワール会

 の活動がどれほど助けられたかわかりません。しかし、今回の米国の報復に日本が協力を表明

 した事で、アフガン人の親日度が下がる事は間違いありません。

4. 誇り高いアフガン人

 アフガン人達は、ロシア・イギリスの度重なる侵略を自力で跳ね返した事に誇りを抱いています。

 そして、統一国家アフガニスタンを指向する気持ちが、根強くあります。そのアフガニスタンは、

 多民族国家です。パシュトゥー人、ウズベク人、タジク人、日本人によく似た顔立ちのハザラ人

 からなっています。その彼らをまとめ上げているのが、統一国家アフガンへの思いと、イスラーム教

 です。但し、統一国家といっても、近代国家のそれではありません。江戸時代の幕藩体制のような

 ものです。

5. アラブ人への感情

 知っての通り、アフガンのタリバーン政権は、アラブ人のオサマ・ビンラディンをかくまっています。

 これは、彼が旧ソビエトと戦った事と、異国から来た客は、丁寧にもてなすアフガンの伝統からです。

 その客人をアメリカに引き渡すのはとんでもないと、普通のアフガン人は思っています。しかし、だから

 といって、アラブ人に対する感情は良いとはいえません。

6. 250円と8円の命

 アフガン・パキスタンでは、250円の薬が買えないために、ばたばたと人が死んでいきます。しかし、

 扁桃腺が腫れただけで、ロンドンやニューヨークへ飛んで、診察してもらう金持ちがいます。彼らは、

 日本の小金持ちがビックリするほどの財産を持っています。その一方で、一発の銃弾の値段は8円です。

 8円で人殺しができます。

7. BBCヒーロー

 1979年にソビエトがアフガンに侵攻した際、多くの人々が、村や家族を守るためにゲリラとなって戦いました。

 外国のマスコミが取材に殺到しました。報道によって、ゲリラの中から、日本や欧米で有名になった者が出ました。

 彼らは、BBCヒーローと呼ばれています。BBCとは、イギリスのテレビ・ラジオ局で、日本のNHKにあたります。

 アフガンにおける外国マスコミの代名詞です。そのいわば、作られた英雄の中で、日本でも有名なのが、米国

 同時多発テロの2日前に暗殺されたマスードです。しかし、彼はひどい事をしました。ソビエト軍撤退後の内戦で、

 タジク人の彼は、対立するハザラ人の村に、無差別攻撃を行い、多くの人々を虐殺しました。

8. アフガンは地球温暖化と国連経済制裁の犠牲者

 私がアフガンに来た17年前と比べると、この地を東西に横切るヒンズークシ山脈に降る雪の量が、目に見えて減って

 います。それで、雪解け水の量も激減しています。降雨量も同じです。地下水の水位が下がっています。昨年アフガンは、

 史上最悪の旱魃に襲われました。雨が一滴も降らなかったのです。川は干上がり、井戸は枯れました。田畑や牧草地は

 乾き、砂漠になりました。多くの農民や遊牧民は難民となり、都市に流れ込みました。廃村が続出しています。この飢餓

 と水不足で、これまでに約100万人が餓死したと言われています。この事は、全くと言っていいほど、先進国では報道

 されませんでした。それどころか、米国や国連は、アフガンをテロ支援国家に指定して、経済封鎖を続けています。

 そのために、被害はひどくなる一方です。その上に、米国の報復攻撃です。崩壊寸前の小国を相手に国際社会、すなわち

 欧米諸国は、戦争をしようとしています。一体、米国は何を守るために戦おうとしているのでしょうか?

9. 難民収容所と化した都市

 先に言いました旱魃によって、首都カーブル(カブール)やジャララバード、カンダハル等の主要都市は、町全体が難民

 収容所になりました。そして、今回の米国の報復攻撃を恐れて、お金がある人達はパキスタン国境に殺到しています。

 都市に残っているのは、どこにも行く当てがない、本当に貧しい元農民や遊牧民ばかりです。パキスタン政府は、国境を

 封鎖したと言っておりますけれども、1500キロもある国境線を見張るのは、不可能であります。検問所を避けて、徒歩で

 3000メートル級の山を越えて、パキスタンを目指しているのが現状です。その山越えで、年寄りや子供がたくさん死んで

 います。

10. 今回の事件は「終わりの始まり」

 今回のテロ事件は、「終わりの始まり」だと私は思っています。経済的繁栄と安全が両立する社会が、成り立たなくなった

 のです。今、日本は少し貧しくなっても、安全に平和で暮らせる社会か、豊かだけれども、危険と隣り合わせの社会のどちら

 かを選択しなければならなくなったと私は思います。

11. 小泉首相を対米協力について

 小泉首相の支持率は、80%だと聞いています。その彼が、アメリカの報復行動にできるだけ協力すると、ブッシュ大統領に

 約束しました。この事は重く受け止めなければなりません。大多数の日本人が支持した政治家の選択です。これは日本人の

 選択なのです。

12. 私だってテロに走りますよ

 アフガンの人々は、仕事はない、家もない、お金もない、食べ物もない、飲み水もない、何もかもないない尽くしの状況に

 追い込まれています。助けを求めても、豊かな先進国は、手を差し伸べようとはしませんでした。声を聞こうとさえしなかった

 のです。徹底的に無視されました。そんな絶望的な状況に追い込まれたら、私だってテロに走りますよ。

13. 日本は平和憲法を全面に押し出すべき

 日本は、憲法9条を全面に押し出すべきです。「我が国は、憲法によって、戦争に今回の参加する事はできません」とはっきり

 言えばいいのです。それで、日米関係が悪化して、経済的に不利益を被って、少し貧しくなってもいいと私は思います。

 アフガンに比べれば、どうって事はないですよ。

14. むしろ、米国や日本の方が報道管制を敷いている

 日本に帰って驚きました。マスコミの報道が、あまりにも一方的だからです。タリバーン=悪者、北部同盟=良い子、悪の権化

 ビン・ラディンをやっつける正義の味方アメリカという図式で、報道しているからです(笑)。冷静さを失っているようです。

 タリバーンというのは、「神学生」という意味です。農村の普通のおっちゃんや兄ちゃんがメンバーです(笑)。ペシャワール

 会が旱魃対策のため、井戸掘りをしていた時です。一緒に井戸を掘っていた村人が、「タリバーンに気をつけろ。武器を持って

 いるからな」と注意してくれました。その人自身も、タリバーンのメンバーです(会場大爆笑)。ただ、アフガンの多数民族

 であるパシュトゥー人が中心であるため、少数民族のハザラ人や、タジク人と対立している事は事実です。私もハザラ人と

 間違えられて、頭に銃を突きつけられた事があります。

15. 復讐法について

 アフガン人にとって法とは、イスラム法と復讐法です。野蛮の代名詞とされている復讐法について説明します。アフガンは、

 シルクロードの十字路であるため、古代から現在に至るまで、戦争が繰り返されました。「やられたらやり返せ」をしないと、

 生き残る事ができない土地です。話が脱線しますけれども、アフガンと同じように、戦乱が絶えなかったパレスチナに生まれ

 育ったイエス・キリストが、「汝殺すなかれ」と説いたのは、とてつもない事でした。生き残るための復讐を禁じたというのは、

 実に極限状態の決断なのです。私も似たような事がよくあります。無医村へ診察に行きますと、びっくりするほど、たくさんの

 人々が集まります。行列ができます。待ちきれない人々が怒って、投石をします。発砲する事も珍しくありません。アフガン

 では、内戦が続いているので、多くの人が銃を持っています。ロケット砲を打ち込まれた事もありました。幸い外れました

 けれども(笑)。また、援助団体の派閥抗争に巻き込まれて、謀略にはめられかけた事もあります。その度に、アフガン人

 スタッフは怒って「仕返しだ、やり返せ」といきり立ちます。その度に、私は「復讐をしてはならん」と言います。すると、

 彼らは目を丸くして、「仕返しをしてはならんですって?! ドクターは正気か?」と驚きます。私は「復讐をすれば、必ず

 後で仕返しを受ける。今は我慢だ」となだめます。これを17年間やってきました。また脱線しますけれども、アフガンを含む

 イスラム教圏において、イエス・キリストは、ムハンマド(マホメット)に次ぐ預言者として、崇拝されています。

 なお、私も一応クリスチャンです(笑)。

16. 募金の行方

 ユニセフ等の援助団体に寄せられる募金の9割は、組織の維持のために使われます。残りの1割しか、難民に使われません。

 それに対して、ペシャワール会へ寄せられる募金の9割が、実際の援助に使われます。当会は、全くのボランティアで運営

 されるために、それが可能なのです。

17.「教育の貧困」について

 アフガンの農村においては、イスラム教の指導者(村の長老がなる)が寺子屋を開いて、子供達に字の読み書きを教え、

 クルアーン(コーラン)を暗誦させます。クルアーンには、人が人としてなすべき道徳や、日常生活の決まりが書かれて

 あります。そして、幼い頃から、大人と一緒に働いて、仕事を覚えます。それが、この国の農村における教育です。

 よく国連のユニセフ辺りが、このような状況を見て、「何たる教育の貧困」を嘆き、学校を建設し、教育を施そうと

 します。しかし、私はそれが良いとは思いません。もし、全ての農村に学校を建設し、子供達に先進国並みの教育を

 施したら、学校を卒業した途端に村を捨て、都会へ流れるでしょう。ほとんどの村が、過疎で空っぽになる事が予想

 されます。教育を通じて、豊かな都会の生活を知るからです。それは、日本がすでに経験した事です。

18. なぜタリバーンが政権を取ったのか?

 タリバーンの兵の数は、私が見たところ、せいぜい2万人ぐらいです。こんなに少ない兵力で、なぜ国土の9割を支配

 しているのかと言いますと、それは、平和を求める民衆の止むに止まれぬ思いからでした。1992年4月、ナジブラ社会

 主義政権が倒れ、ラバニを長とする暫定政権ができました。これが、すぐに内紛を起こしたのです。また戦いが起こり

 ました。治安は極度に悪化し、強盗や殺人が横行しました。人々はうんざりしていました。「もう戦争は嫌だ。平和が

 欲しい!」。それが、民衆の心からの願いでした。そこへ、アフガン南部のカンダハルを拠点とするタリバーン勢力が

 勃興しました。党派争いに疲れ果てていた民衆は、タリバーンが平和を回復してくれると期待しました。その期待を

 受けて、タリバーンはあっという間に、支配地域を広げました。確かに、平和が確立されました。イスラーム法に則り、

 犯罪者を厳しく取り締まった結果、治安は見違えるほど良くなりました。平和を求める民衆の、積極的とはいえない支持で、

 タリバーンが政権を取ったのです。

19. 自力で帰国したアフガン難民

 1989年、旧ソビエト軍が、アフガンから撤退を開始しました。これによって、パキスタンに逃れていたアフガン難民350

 万人が、すぐに帰国するとの観測が流れ、国連は数百億円の予算(その多くを日本が拠出)を使って、難民帰還計画を立て

 ました。これに、欧米の200を越えるNGOが群がりました。しかし、誰一人帰国する者はいませんでした。実は、アフガン

 の戦闘が、さらに激しくなったからです。生き残りを賭けるカーブルの社会主義政権と、戦いに勝って、新政府の主導権

 を握りたいゲリラ各派が、ぶつかり合いました。そして、数千万個にのぼる未処理の地雷や、不発弾もあります。そのような

 実情を無視して、国連や欧米のNGOは、机上の難民帰還計画に熱中し、難民たちを翻弄しました。結局、何一つ実現しません

 でした。数百億円は、どこに消えたのでしょうか? そして、1990年に湾岸戦争が勃発すると、危険だという理由で、彼ら

 の多くは、難民を見捨てて撤退しました。その難民達は、1992年4月に、ナジブラ社会主義政権が崩壊し、戦闘が下火になると、

 自主的に帰国を始めました。今でもはっきり覚えています。彼らは胸を張り、希望に顔を輝かせて、家財道具をトラックや

 ラクダ、あるいはロバの背に乗せて、続々と国境を越えて帰還しました。信じられないような光景でした。夢のようでした。

 誰にも指図されず、誰の手も借りずに、自分達の力で、故郷へ帰って行ったのです。一生、あの光景を忘れないでしょう。

★中村哲氏の著作

 「ペシャワールにて」「ダラエ・ヌールへの道」「医は国境を越えて」(いずれも石風社刊)

 「アフガニスタンの診療所から」(筑摩書房)
 関係書

 丸山直樹著「ドクター・サーブ 中村哲の15年」(石風社)

 中村哲さんが働くNGO「ペシャワール会」は、パキスタン北西部、及びアフガニスタンで医療活動をしている。

 http://www1.meshnet.or.jp/~pesyawar/

P.S 最後まで、辛抱強く読んでくれたあなた、そしていつも素晴らしい情報を送ってくれる春月さんに、心から感謝しています!
   どうもありがとうございました。世界中の人々が、一日も早く、平和な日常を送れますように・・・

あなた

2001 年 10 月 26 日

あなたは

あなたのほかの何ものでも

なくていい

あなたは

ただ あなたであればいい

あなたが

あなたの中の善いものを

本当に 生かしきれば

世界は それで満足する

/後藤 静香(1969年没の詩人)

P.S 但し、本人は生前「私は詩人ではない」と言っている。

   若き日の吉川英治、松下幸之助に影響を与えた。

発見!

2001 年 10 月 25 日

なくなったとずーっと騒いでいた、白いカーディガンが出て来たよ(号泣)。

冬物のクリーニングの間にまぎれ込んでた。黄色のアンサンブルの

中味も、同じ場所にあったーっ! 朝からイイ気分だ~。ワーイワーイ♪

誰か

2001 年 10 月 24 日

誰かが あなたを愛している

誰かが あなたのことばかり考えている

誰かが あなたを心配していることを伝えたがっている

誰かが あなたがいなくて寂しがっている

誰かが あなたに会いたくてたまらなく思っている

誰かが あなたと一緒にいたがっている

/マリア・マコーミック「誰かがどこかで」より

2001 年 10 月 23 日

行く秋や手をひろげたる栗のいが

/松尾 芭蕉

仏性

2001 年 10 月 22 日

雨の日に帰ってくると

玄関でぞうきんが待っていてくれる

ぞうきんでございます

という したしげな顔で

自分がなりたくてなったのでもないのに

/まど・みちお「せんねん まんねん」より

結婚記念日

2001 年 10 月 21 日

私らしさを

探す道

この道の先に

何があるのか

何を見るのか

ただひたすらに

私は歩く

このことにしか

真実はない

/吉満 明子(写真詩人)

P.S 今日は、未空父&母の結婚記念日。

   だから今、私はこうして生きている。

   私を生んでくれて、どうもありがとう!

   そして、私をここまで育んでくれて、

   どうもありがとう! これからもよろしくね。

PP.SS 未空父、●二家のモンブランのホールケーキは、

     相変わらず、うまかったぜぃ(笑)。非常謝謝!

2001 年 10 月 20 日

あなたが 自分の心とからだを

痛めつけるような生き方をしている時

不自然な生活習慣を止めない時

心が葛藤で苦しんでいる時

からだは 病気という手段を使って

あなたの命を救おうとする

それは悲しいほど正確な命のシステム

病気は 大自然の命のリズムや

自然なままのあなたの姿から

遠く生きていることへの警告

からだがあなたを生かすために投げかけた命綱

病気は どこまでもどこまでも

あなたの命を守ろうとする

あたたかな命のシステム

/岡部 明美

Me too

2001 年 10 月 19 日

修羅場、土壇場、正念場。

その辺りには強くいたいな、と。

これが僕の人生訓(笑)

/石田 純一

2001 年 10 月 18 日

空を青く描かない子供がいると

空は青いでしょと先生が言う

空は青いのに決まってるって

親たちはもっと言うわ

その子の感じる空の色があるのに

/黒羽 じゅん(女流陶芸家)

2001 年 10 月 17 日

月光を生み出す闇のちからかな

/山崎 十死生

アフガニスタン系米国女性ライターMir Tamin Ansaryのささやかな意見

2001 年 10 月 16 日

あれから、私はもう、何度聞いただろう。「アフガニスタンを爆撃して、

石器時代に戻してしまえ!」等という台詞。ロン・オーウェンが今日、

ラジオで言ったこの台詞。言い換えれば、「あの凶行には、何の関わり

もない、罪のない人々を殺せ」と言っているようなものだ。

「我々は、戦争状態にあるんだ。だから、2次的なダメージもやむを得ない。

今の我々に、それ以外の何ができるっていうんだ?」テレビでは、識者達

がディスカッションしている。誰かが言う。「我々は、何がなされるべきか

という目標、ゴールを持っている」。私はアメリカ合衆国に暮らして、35年

以上になる。しかしながら、私はアフガニスタン出身だ。これまで故国で

起こっている事を、常に追いながら、生きてきた私にとって、今回の出来事は、

実に耐え難い。そんな私が、今回の事態をどのように受け止めているか、他の

人々にも知ってもらいたく、ここに考えを記したい。断っておくが、私もまた、

タリバーンやオサマ・ビン・ラディンを嫌悪する人間の一人だ。今回のニュー

ヨークで起こった惨劇について、彼らに責任があるだろう事は、疑いようのない

事実だと私も思っている。私自身、あんな怪物のような奴らは、何らかの制裁を

受けるべきだと思っている。でも、これだけは理解してほしい。タリバーンや

ビン・ラディンは、イコール、アフガニスタンではない。むろん、アフガニ

スタンの政府でもない。1997年、アフガニスタンは、タリバーンという精神

異常な狂信者達によって、乗っ取られたのだ。ビン・ラディンは、巧妙な計画

を操る政治犯なのだ。タリバーンを思う時、ナチスを思ってほしい。

ビン・ラディンを思う時、ヒットラーを思ってほしい。そして「アフガニスタン

の人々」を思う時、どうか「強制収容所に送られたユダヤ人達」を思ってほしい。

アフガニスタンの一般人は、今回の凶行に際して、何一つ関わっていないのだ。

関わっていないどころか、彼らは、犯人どもの凶行の、言わば最初の被害者である。

アフガニスタンの人々は、もしも誰かが、自国を巣くっている国際的な暴漢どもを

一掃し、タリバーンを排除してくれたなら、きっと大喜びするに違いない。

誰かが尋ねる。なぜ、アフガニスタンの人々は立ち上がって、タリバーン政権を

打倒しないのかと。答えよう。彼らは飢え、傷つき、疲弊し、苦しみのうちにあり、

立ち向かう力など、持ち合わせていないのだ。数年前の国連レポートによれば、

経済が破綻し、食糧がないアフガニスタンという国には、50万人もの不具なる

子供達がいるという。そして、数百万人の未亡人がいる。タリバーン達は、

この未亡人達を生きたまま、無数の墓に埋葬した。旧ソビエトにより、土地には

地雷がばらまかれ、農地はことごとく破壊された。これらがなぜ、アフガニスタン

の人達に、タリバーンを打倒する力がないかという理由の一つだ。

「アフガニスタンを爆撃して、石器時代に戻してしまえ!」との呼びかけに対して、

言わせてもらうなら、もうすでに、それはなされている。すでに、旧ソビエトが、

やってくれているのだ。アフガニスタンに苦痛を与えろ? もう、彼らはすでに

大いなる苦悩を体験している。彼らの家を潰せ? もう潰されてる。学校を瓦礫

の山にしてしまえ? もう瓦礫だ。病院を全滅させろ? すでにない。彼らのイン

フラを破壊しろ? 医薬品の供給や医療機関をなくしてしまえ? 全て遅い。

もうすでに、誰かがみんなやってしまったんだ。新しく落とされる爆弾は、

かつての爆弾の破片をかき混ぜるだけだ。タリバーンだけを捕らえる事はできるか?

それはあり得ない。現在のアフガニスタンでは、タリバーンだけが「食べる」事が

でき、タリバーンだけが「移動」できるからだ。聞くところによると、彼らはすでに、

逃げて隠れている。新しく落とされる爆弾は、多分、車椅子もなく、逃げる事のでき

ない、不具なる孤児達の上に降りかかる事になるだろう。カブールに飛来し、落とさ

れるであろう爆弾は、決してこの事態の加害者達に、命中する事はない。

一度、タリバーンによってレイプされた人々を、改めてレイプさせるだけの事だ。

それならば、どうすればいいんだ? 私は、恐怖に打ちひしがれながらもなお、今、

語りたい。ビン・ラディンを捕らえる方法は、唯一、地上兵だけしかないという事だ。

アメリカ兵の死について、考えてみよう。アフガニスタンを抜け、ビン・ラディンの

隠れ家に到着するまでに、死亡するであろうアメリカ兵の数は、相当数に上る事に

なるだろう。「何をなすべきか、わかっている」と言う人々の多くは、できるだけ

多くの人を殺す事が肝心だという観点で考えている。無実の人々を殺す事について、

道徳的な良心の呵責を忘れている。しかし、殺す事ではなく、死ぬ事が目的である事

を忘れている。なぜなら、軍隊をアフガニスタンに派遣するには、パキスタンを通過

しなければならないからだ。彼らは、我々を受け入れてくれるだろうか? 否、不可能だ。

そうなると、まずは、パキスタンを打破しなければならない。そうなった時、他のイス

ラム諸国は、その事態をただ傍観するに留まるだろうか? もう、おわかりだろう。

我々は、イスラム国家と西側諸国との世界的な戦いの、ただ中に置かれるのだ。

これこそが、ビン・ラディンの仕組んだ、彼がやりたい事なのだ。だからこそ、彼は

今回のテロを遂行した。彼のスピーチや声明を読んでほしい。もちろん、「イスラム」

はそのような存在ではない。イスラムとは、イスラム教徒とイスラム教の国々を指し、

政治的な存在ではないのである。ビン・ラディンは、自分が戦争を始めたなら、イスラム

諸国を組織し、操る事ができると信じているのだ。また彼は、イスラムが西側世界を

打ち負かすと、絶対的に信じているのだ。実にばかばかしく思える事だが、彼はもしも、

イスラム世界と西側諸国との対決が始まったとしたら、膨大な数の兵隊を機動するだろう。

西側諸国がイスラムの国々に対して、大虐殺を展開したとしても、少なくともイスラム兵

には命以外、何も失うものがないのだ。ビン・ラディンの思惑は、多分間違っていて、

最終的には、西側諸国の勝利に終わるだろう。しかし、そこに辿り着くまでに、何年もの

月日を要し、また数多くの敵ばかりでなく、味方の命も奪う事になるだろう。誰がそんな

事態を望むだろう? ビン・ラディンは望んでいる。他には? 私は解決策を持たない。

しかし、災難や飢えは、テロリズムを育てる土壌であると考えている。ビン・ラディンと

彼の仲間は、そのような土壌を作らせるために、私達を引き込みたがっている。

そして、彼らや彼らと同類の人々が栄えるのだ。私達は、彼にそんな事はさせない。

これが私のささやかな意見です。

/Mir Tamin Ansary(アフガニスタン系米国女性ライター。彼女は刺繍や手仕事によるアフガンの女性自立支援を、10年にわたって続けてきた)

P.S “空庵だより”の読者の方、この手記を送って下さって、どうもありがとうございます。また、最後まで読んで下さった新たな読者の方も、どうもありがとうございました。

スーパースター

2001 年 10 月 15 日

~黒人の子供達へのメッセージ~

「君にはムリだよ」という人の言う事を聞いてはいけない

もし、自分で何かを成し遂げたかったら、できなかった時に

他人のせいにしないで、自分のせいにしなさい

多くの人が、僕にも君にも「ムリだよ」と言った

彼らは、君に成功してほしくないんだ

なぜなら、彼らは成功できなかったから

途中であきらめてしまったから

だから、君にもその夢をあきらめてほしいんだ

不幸な人は、不幸な人を友達にしたいんだ

決して、あきらめてはダメだ!

自分の周りを、エネルギーで溢れるプラス思考の人で固めなさい

近くに誰か憧れる人がいたら、その人にアドバイスを求めなさい

君の人生を考える事ができるのは、君だけだ

君の夢が何であれ、それに向かって行くんだ

なぜなら、君は幸せになるために生まれてきたんだ!

なぜなら、君は幸せになるために生まれてきたんだ!

/マジック・ジョンソン(元NBAスーパースター)

100人の村

2001 年 10 月 14 日

もし、現在の人類統計比率をきちんと盛り込んで

全世界を100人の村に縮小すると、どうなるでしょう?

その村には・・・

57人のアジア人

21人のヨーロッパ人

14人の南北アメリカ人

8人のアフリカ人がいます

52人が女性です

48人が男性です

70人が有色人種で

30人が白人

70人がキリスト教以外の人で

30人がキリスト教

89人が異性愛者で

11人が同性愛者

6人が全世界の富の59%を所有し

その6人ともがアメリカ国籍

80人は標準以下の居住環境に住み

70人は文字が読めません

50人は栄養失調に苦しみ

1人が瀕死の状態にあり

1人は今、生まれようとしています

1人は(そう、たった1人)は大学の教育を受け

そして、たった1人だけが

コンピューターを所有しています

もし、このように縮小された全体地図から

私達の世界を見るなら

相手をあるがままに受け容れる事

自分と違う人を理解する事

そして、そういう事実を知るための教育が

いかに必要かは、火を見るより明らかです

そして・・・

今日も“空庵”へアクセスしてくれて、どうもありがとう!

ことば

2001 年 10 月 13 日

1. 日常生活(仕事も含む)の中で、あなたが大切にしている(価値を

  おいている)「ことば」に丸印をつけて下さい(少なくとも3つ以上)。

2. また、大切にしていない言葉に×印をつけて下さい(少なくとも3つ以上)。

3. 丸印をつけたことばについて、大切な順に1、2、3まで順位を付け、

  下の欄に書いて下さい。×印も同様に。

【ことば】

楽しい    配慮のある  本物の   芸術的な    向上心のある
  
まっすぐな  道徳的な   仲の良い  暖かい     誠実な

優れた    個性的な   正しい   善良な     生き生きとした

効率的な   純粋な    立派な   冒険的な    愛しい

思慮深い   満ち足りた  得な    社会のための  美しい

快適な    寛容な    真実の   幸せな     競争心のある

正義の    献身的な   面白い   支持的な    あるがままの

素晴らしい  野心的な   正直な   良心的な    輝いている

★あなたが大切にしている「ことば」の順位は?

1.

2.

3.

★あなたが大切にしていない「ことば」の順位は?

1.

2.

3.

===================================

どんな時に大切なのか? また、なぜ大切にしていないのか?

今のあなたが選んだ「ことば」から、どんな事が見えて来たでしょうか?

そーだったのか

2001 年 10 月 12 日

「忙しいヒトは食べ過ぎないコト」と言われても・・・(笑)。

疲れてるからといって、量をたくさん食べるのはマチガイらしい。

たくさん食べると、それを消費するために、体の負担が多大になり、

睡眠も長時間必要になる←まさに、ワタシのコトだ(泣)。逆に小食

にすると、睡眠時間が短くても熟睡でき、活動エネルギーも高まるとか。

でもさぁ、お腹空いちゃうんだよねぇ。ガマンできないんだよねぇ。

今日もさぁ、思わずドーナツ&エクレア買っちゃったも~んダ♪

やっぱ、甘物好きなんだよね。最近、食べると超眠くなるんだよ~(泣)。

そのまんま寝ると、牛になるらしいんだけど、でも、牛になったヒトって、

未だに見たコトないぞぉ! 食べ過ぎ&ついつい夜更かしのクセって、

ホント直んないんだよね。「すぐに、どこでも寝れちゃうんですけど」

と太極拳の先生に話したら、「それだけすぐに、リラックスできるカラダが、

できあがってきてるのよ。イイんじゃない?」と言われて、納得してしまった。

そっかぁ、On/Offがうまくできあがってきてるのか。まっイイっか←超お得意(笑)

twitterページ
facebookページ
Amebaブログ