「人財」とは、「仕事の深堀(ふかぼ)り」ができる人

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例えば、市役所の住民課の窓口で、働いているとしましょう。
そしてある日、杖をついたおじいさんが、住民票を取りに来た
とします。

自分の仕事を「住民票を手渡すこと」と考えている人は、
「この申請書に名前と住所を書いて、持って来て下さい」
と指示するだけで、職務を果たしたつもりになるでしょう。

ところが、「窓口に来た人を幸せにしたい」と考えている人
であれば、「杖をついているんだから、立ったままの姿勢で、
申請書に記入するのは辛いだろうな」という事に気づくはずです。

そして、イスのある所まで案内して、「ここに座って書いて下さいね」
と言う事ができます。

老眼のために、小さな文字を書くのが辛そうであれば、住所など
を代筆してあげて、「お名前だけ書いて下さいね」と気を利かせる
事もできるはずです。

このような考え方のできる人は、自ずと勉強を始めます。

例えば、住民票の窓口に来た高齢者の方と、会話を重ねる中で、
自然と「何かお困りの事はありませんか?」という質問を、口に
するようになるはずです。

もしかすると、一人暮らしで寂しく、不安な生活を送っているかも
しれません。そうであれば、適切な福祉サービスを紹介しようと
するでしょう。

そのためには、その自治体で行なっている福祉サービス
についても、勉強しなければ、という気持になります。

このように、目の前の人の事を親身になって考えるところから、
その人は住民課の業務に関する知識だけではなく、様々な
「役に立つ知識」を身につけるようになるのです。

これが「仕事の深堀(ふかぼ)り」です。

この「仕事の深堀り」ができる人は、必ず住民(民間企業であれば
お客様)の中で、評判になります。そして、こういう人こそが、「なく
てはならない人」、すなわち「人財」へと育っていくのです。

一方、「住民票を手渡すのが、自分の仕事だ」と思っている人は、
どんなに真面目に仕事をしても、単なる「人材」にしかなれません。

「人材」とは「なくてはならない人」ではなく、「取り替え可能な人」
です。厳しい言い方になりますが、自動で住民票を交付する
機械が導入されれば、その人は不要になってしまうのです。

「人財」へと育つか、「人材」に留まるかを決定するのは、
その人が自分の仕事をどのように定義するか、という
一点に尽きると言っても、過言ではありません。

そして、自分の仕事を正しく定義する第一歩は、目の前
にいる人の役に立つ、目の前にいる人に喜んで頂くと
いう気持を、しっかりと持つ事です。

/「強く生きたいと願う君へ(坂本光司著:WAVE出版刊)」より抜粋、引用

この幻想的な光景は、富山の春の風物詩「ホタルイカの身投げ」だそうで、私は初めて知った。あまりに美しい。祈りたくなるほど美しすぎる。ホタルイカは大好物なので、ついつい食べ過ぎてしまうが、こんな光景に出くわしたら、とても食べたいと思えなくなり、ただただ見とれるばかりだろう。富山は出張で何度も行っているが、回転寿司屋のレベルが高くて感動する。日本の自然は、本当に豊かで素晴らしい。いつかこの光景を、目の前で見てみたいと思う。大自然の偉大さに、ただひたすら感謝m(_ _)m

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