インドに導かれているお客様・中篇

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7/25付「インドに導かれているお客様・前篇」から読んでね。
http://www.coo-an.com/blog/archives/15098

インドに導かれているお客様は、初の海外旅行が南インドだという。
私はインドには2回しか行った事がないが、北と南では全く印象が違う。

北は仏教の影響が大きく、タージマハール等の世界遺産もある。イン
フラは整備され、5つ星ホテルには日本人を始め、欧米人の観光客
も多く、どの土産物屋でも美しい絵葉書が売られていた。

それに比べ、南インドはガラリと印象が変わり、もっと泥臭い。ヒンドゥー
教の影響が大きく、ゴープラム(塔門)は南インド特有の寺院建築で、

北インドにはない。神々の彫刻は、そばで見ると大迫力で素晴らしい。
インフラも恐ろしく整っていないが、これこそまさしくインドという気がする。

南北の格差が顕著だったのが、絵葉書の存在で、私が泊まったどの
ホテルにも置いてなかった。置いてたら絶対売れるのになぁと思ったし、
バスにずっと同乗していたインド人スタッフに日本語を教えても、決して
メモを取る事はなかった。

簡単な日本語を覚えておけば、チップもらえるかもしれないよ、とツアー
の皆でけしかけたが、彼はただニタニタと、困惑の表情を浮かべるだけ
だった。そこで私は、ようやく気づいたのである。

彼は読み書きができないのだ、と。

自分の名前ぐらいは書けるだろうが、計算なら電卓があるし、普通に話が
できれば、日常生活に不便を感じないだろう。新聞を読めなくても、TVの
ニュースを見れば事足りる。

手紙を書く事はおろか、もらう事だって、人生においてほとんどないだろうし、
もちろん読書の楽しみもないのだ。思えば読み書きができる日本人だって、
読書しない人は大勢いる。

南インドの識字率の低さ=絵葉書の無さ、だったのだ!

つづくーっ

聖者ラマナ・マハリシが過ごした、ティルヴァンナマライにある瞑想の山“アルナーチャラ”は、まぎれもなくホーリー・マウンテンだ。南インド巡礼の旅では、ラマナ・マハリシ・アシュラム(僧院、ヨガを学ぶための道場)を訪れ、短時間ではあったが、瞑想できた事がとてもうれしかった。聖者は今でも、人々の心の中に生き続けている。

ナマ拳、その他のスケジュールはこちら

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