美老庵・師匠との縁(えにし)

ホーム >  未空ブログ > 美老庵・師匠との縁(えにし)

2000年7月、ある方のご紹介で、初めて美老庵(←祐天寺にある事務所
の別名)・師匠を訪ねた。当時の私は、空庵を立ち上げたものの、仕事も
恋愛も全てに行き詰まっていて、藁をも掴む思いだった。

師匠の第一印象は、バーテンダー or 勝負師! ネクタイにスーツ姿でも、
堅気には見えず、渋谷で職質されるというのは、ある意味当然かもしれない。

「あなたの声は喉からではなく、腹の底から出ているので、その本気度は
伝わってきましたよ」と言われたのを覚えている。これは本当にうれしかった!

初対面で美老庵に7時間もいたのは、「あなたが初めてですよ。不思議な
ご縁ですね」と言われ、それから事あるごとに私の駆け込み寺となった。

緊急事態が起きても、手元にお金がなく、今日は行けないんですと言うと、
「支払いは後でいいから、とにかく事務所に来なさい」と言ってくれたり、
ある時は泣き続ける私を、1時間以上も電話で慰めてくれた事もあった。

最初は、普通に先生と呼んでいたが、そのうち師匠と呼ばせて頂くように
なったのは、この人からもっともっと、人生の様々な事を学びたい、教えて
もらいたいと心底思えたからだ。

メンター誕生の瞬間、「俺が20年以上、培ってきたエッセンスをあなたに
伝えるのだから、あなたは20年もかからないでしょう。俺が体験した事は
全て、自分が体験したと思って、起こる出来事を全て糧にしなさい」と言わ
れた。基本的に弟子は取らないし、甘えてもいいけど、決して依存はさせ
ない主義の人だ。

「あなたは全身スポンジみたいな人だね」と笑われた事がある。師匠に
会う度、一言一句聞き漏らさずにいようと、体は前傾姿勢で固まり、翌日、
筋肉痛になるほどだったのだ(笑)。

「あなたは俺と一緒で、組織の中では生かされないんだから、一人で
仕事しなきゃ絶対にダメよ!」と何度も言われた。

ひと通り学び終えた頃、師匠に尋ねてみた。

「私がこれから生きていく上で、一番気をつけなければならない事は何ですか?」

「出会う人達と良い人間関係を築いていきなさい。これが全ての基本」

7月に空庵の事務所ができる予定だったが、日程がずれ込んで、10月ぐらい
になりそうだ。この事務所に、最初にご招待するのは、美老庵・師匠と心に
決めている。師匠、すみません。もう少し待ってて下さいね。
e6a183e98a85e5838f
古来中国、また陰陽道でも、桃は魔除け、厄除けの果物といわれている。古事記、日本書紀などでも、魔物を追い払う様が描かれている。昔話「桃太郎」もこれに由来するものだ。鬼を退治できたのも、桃から生まれた桃太郎だったから。「誰にでも自身の厄や、禍々(まがまが)しいものがあります。それをこの桃に撫でつけて、清々しい気持ちになって下さい」とあったので、両手で思いっきり撫で撫でして来たよ(笑)

ナマ拳、その他のスケジュールはこちら

たった一言でもいいので、コメント下さいね。

XHTML: 次のタグを使用できます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong> <img localsrc="" alt="">

*

twitterページ
facebookページ
Amebaブログ