TONGLEN

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えっ、TONGLEN? 初めて聞いた名前だった。オーストラリアの生理学者ペティグリ
ュー(←キャットフードにこんな名前がなかったっけ(笑))が、その体験を驚きで語る。

麻酔のように痛みを感じなくさせる「トンレン」とは、チベット仏教徒が麻酔の発見
より、800年も前に開発した瞑想法だそうな。火傷のような他者の痛みを思い描いて、
その苦痛を引き取る事で、自分自身の痛みが消える、らしい。この技法の達人は、
負のエネルギーを世界から受け取り、正のエネルギーに置き換える。

ペティグリューは、西洋科学に東洋の内観法という瞑想の技術を取り入れれば、脳の
働きへの理解が深められ、悩み苦しむ人々を実際に救う事ができると考えた。特に、
神経科学の研究が本格化して50年が経つのに、精神病の苦痛の緩和に役立つ技法
は50年前のままだった。

2020年には、癌でも心臓病でもなく、人間が抱える最も厄介な病は「鬱病」といわ
れているそうな。とてもわかる気がする。というのも今日、身近に若い鬱病の患者
さんを抱え、とても苦しみ悩んでおられたクライアントの方にお会いしたばかり
だったからだ。

瞑想は「精神病の苦痛の緩和に役立つ技法」として、その有効率は高いんだろうか?
個人的にはYesだが、もちろんその人によるだろう。麻酔の発見より、800年も前に
開発した瞑想法「TONGLEN」とは、一体どんなものなのか? とても興味が出てきた。

とはいえ、私には火傷のような他者の痛みを思い描いて、苦痛を引き取るだけの
覚悟も勇気も度量も、正直ないなぁ。だって、自分の事で精一杯なんだもん。って
チベット仏教徒の方々、ホント根性なくてスミマセン。残念っ!

「祈りとは神と語らう心の作用」と聞いた時、これはわかる気がする。「瞑想は
自分が神であると気づく心の作用」これも純粋意識に繋がるという事を考えれば、
十分納得できる。だが「瞑想は最高の祈り」というのは、信心深くない私には
あまりに宗教的すぎて、いまいちピンとこなかった。

が、しかし、アノ6.6事件(←通称、未空のロクロク事件(笑)。詳しくは6/18の
未空風呂「Confliction②」を読んでね)を体験して以来、瞑想には実に様々な
可能性が秘められているのでは?と真剣に考えるようになった。今となっては、
私の「究極のサバイバル・ツール」であり、毒性及び副作用、後遺症ゼロの
「ナチュラル・ドラッグ」でもある(笑)。

そしてもし、最高の祈りが深い瞑想だとすれば、それは遠隔ヒーリングにもなる
のではないか? 私はヒーラーではないが、本来人間には「セルフ・ヒーリング」
能力が備わってると信じてる。その能力に気づくか気づかないか、信じるか信じ
ないか、使ってみるか放っておくか、どちらを選んでもO.Kだし、正誤はない。

ちなみに私は、全て前者を選択してみた。たった今、ここで奇跡を起こして
ほしいと思う人がいる。ただただ助けてほしい、と。そこから毎晩の瞑想の際、
私独自の新しい試みが始まった・・・
20050621

ナマ拳、その他のスケジュールはこちら

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