パオションの木

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「あなただけ!のパーソナルデータ&気楽にできる
開運ガイド(1冊3,500円 消費税・送料込)」では、
その方の誕生花もお調べするのだが、これが実に
興味深い。私はこのおかげで、花の名前や特色、
和名の由来、原産国etc. かなり知る事ができた。

今回、オーダー頂いたAさん(Faxどうもありがとう
ございました!)の誕生花は「檜(ひのき)」で、
花言葉は「不死、不滅」。

実は、誕生花には諸説あり、決して一つではない。
また「檜って花じゃないぢゃん」とおっしゃる方
もいるかもしれないが、色々と検討した結果、
今回は「檜」でいこうと決めた。

というのも、花言葉の「不死、不滅」にまつわる
中国の苗(ミャオ)族の民話を知ったからに他な
らない。それが「保生樹(パオションの木)」だ。

昔、金鶏(きんけい)山の麓の70軒ほどの村に、
劉貴生(リウ・クイション)の一家が住んでいた。

貴生夫婦は年を取っていたので、野良仕事は全て
息子の保生(パオション)がしていたが、年貢が
重く、生活は楽ではなかった。

ある年、金鶏山一帯が日照りに見舞われ、米の
収穫はできず、人々は手当たり次第に草の葉や根、
木の葉を食べ尽してしまった。

保生は山奥へ野草を探しに出かけ、9つの山を越え
た所で、木や野草の生えている場所を見つけた。

保生が木の根元を掘ってみると、泉が湧き出した
ので、保生は水を村の田まで引く事にした。

ところが、疲れて眠ってしまった保生の夢の中に、
天神が現れて言った。「ここは月の女神の禊(みそ)
ぎ場なので、誰にも教えてはいけない。黙っていれ
ば女神は、お前の一家が一生、楽に暮らせるように
してくれるだろうが、誰かに教えれば、お前の両親
は死に、お前は檜に変えられるだろう」。

しかし、保生は村人達に泉の事を教え、皆で協力
して、田に水を引いた。翌日、泉を見つけてくれた
お礼に、保生の家を訪れた村人達は、門の前に
見慣れない檜が1本生えており、家の中では保生
の両親が死んでいるのに気づいた。

村人達は保生に起こった事を理解し、保生の両親
を手厚く葬り、保生の行為を称えるために、その
檜を「保生樹(パオションの木)」と名づけた。

Aさんの開運ガイドには、このお話も掲載させて
頂いた。今度、檜風呂に入る機会があれば、優し
くて勇気のあるパオションの事を思い出しながら、
感謝して浸かろうと思う。

Aさん、もうすぐでき上がりますので、楽しみに
お待ち下さいね♪
20080524
♪根津神社の境内で見つけたヒキガエル? 都内にも、こんな大きなカエルがいたのかと驚いた。死後1日は経過しているという(泣)。運悪く、ちょうど日照りの時に息絶えたのか。あとちょっとの水があれば、生き延びれたものを・・・ 生きとし生けるものの憐れみを感じ、思わず合掌。

ナマ拳、その他のスケジュールはこちら

たった一言でもいいので、コメント下さいね。

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