2010 年 10 月 22 日 のアーカイブ

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鎌倉鶴岡八幡宮→江ノ島神社

2010 年 10 月 22 日

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「海が見たい・・・」

そんな一言から急遽、決まった鎌倉鶴岡八幡宮→江ノ島神社巡り。何年ぶり
になるのかなぁ。高さ30m、幹の周囲6.8m、推定樹齢千年とされた鶴岡
八幡宮の御神木「大銀杏」が、強風の影響で倒れてから7ヶ月。

倒木後、大銀杏を再生しようと幹を切断し、約7m離れた場所に移植した。
すると、移植した幹と倒れた部分の根元からは、新芽が生えてきたんだとか。

神奈川県教育委員会は、「巨樹の状態が失われ、原状回復は不可能。天然
記念物としての価値は失われた」としているが、この御神木の持つ大いなる
生命力、無限の回復力・復元力こそが、実は最も誇るべき姿であり、称える
価値ではないかと、私は思うんだよね。

残った根元の新芽がスクスクと育ち、元気に成長している姿がとってもうれ
しかった。山陽新聞社のHPに「荘子」に出てくる有名な説話(人間世篇)が
載っていたので、引用させて頂く→ http://www.sanyo.oni.co.jp/

“ある大工の棟梁が、斉(せい)の国で社にそびえる櫟(くぬぎ)の大木を見た。
周囲は見物人で大混雑だが、棟梁は目もくれずに行ってしまった。「なぜ?」
と問う弟子に、棟梁は答える。「あれは船にも柱にもならぬ、無用の大木だ。
使い道がないから、こんなに長生きしているのだ」

ところが、その夜。棟梁の夢に御神木が現れて、「お前は俺を、何に比較しよう
というのかい?」と語り始める。人間の役に立つ木は、それゆえ命を全うできず
死んでしまう。無用であったからこそ、やっと今、真に役立つ事ができるのだ”

ちなみに、斉の国の開祖は、太公望呂尚(たいこうぼうりょしょう)。私の大好き
な漫画家・諸星大二郎の2つの作品をカップリングした「無面目〈むめんもく〉・
太公望伝(潮漫画文庫刊)」はオモシロイよ!って、もちろん超オタクな方、
限定に決まってるぢゃん(笑)。私はすっかり、諸星さんにハマってるのさ♪
http://www.amazon.co.jp/gp/product/images/4267016127/ref=dp_image_0?ie=UTF8&n=465392&s=books

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