2012 年 1 月 4 日 のアーカイブ

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100%幸せな1%の人々

2012 年 1 月 4 日

人間関係をオールマイティーに解決する方法が2つあります。

1つは、「自分の周りの500人、全てを人格者に変えてしまうこと」

ただ、この方法だと1人変えるのに、説得に次ぐ説得を重ねて、

2年くらいはかかるので、500人を変えるには1000年かかる勘定になり、

事実上これは不可能と言えます。

もう1つの方法は、「自分自身が人格者になってしまうこと」です。

周りの500人を人格者にするというのも、穏やかで

にこやかな温かい日々を得る事にはなりますが、

もう1つのこの解決方法は、自分が人格者になってしまうという事です。

人を変えるという事は、大変な事です。

なかなか人は変わってくれませんし、

しかも、自分の思うようには変わってくれません。

仮に、変わってほしいと思われる人の立場から考えます。

その人にも500人の人間関係があります。

Aさんはその人に、こう変わってほしいと思う。

そのように変わった時に、今度はBさんは違う人格者になってほしいと思い、

Cさんはまた別の要求をします。

500人の要求をいちいち聞いていたのでは、その人は頭がおかしくなってしまうでしょう。

ですから、

「私」の思い通りに他人を変える事はできない

という事を、まず理解する必要があります。

ただ、「私」が変わる事は簡単です。

なぜなら、変えるべき相手が1人だけであり、変えるべき相手が自分ですから、

自分が変わりたいように変わればいいからです。

イライラしたくない、腹を立てたくない、人と争い事をしたくない。

何かを言われた時に、それをいちいち気にするような自分でありたくない、

と思うのであれば、自分が希望するような、自分にとって好ましい自分を

自分が作り上げればいいわけです。

他人を変えるのは大変な事ですが、自分で自分を作り変えるのは簡単です。

なぜならば、その人格でいる事が、自分にとって一番心地良いのですから。

世のため人のため、周りのために

「あなたは人格者になるべきだ」

と精神論や観念論として言っている訳ではありません。

周りの現象や出来事にいちいち過剰反応せず、

いつも同じ笑顔と穏やかさで、ニコニコしながら、全ての現象を捉えるという事が、

自分にとって一番ラクであり、得なのだから、そうするといいのではありませんか、

と提案しています。

/小林 正観「100%幸せな1%の人々(中経出版刊)」より抜粋、引用

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