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3.11 検索は応援になる!

2014 年 3 月 11 日

今日、Yahoo!検索で「3.11」というキーワードで検索された方、
お一人につき10円が、Yahoo!検索から公益財団法人東日本
大震災復興支援財団の「一般寄附金」へ寄付されるという。
http://promo.search.yahoo.co.jp/searchfor311/

特設サイトには、“Yahoo!検索には毎日、「知りたい」「何とかし
たい」という想いの込められた、圧倒的な数の言葉が寄せられます。

2011年3月11日、東日本大震災の日にも、命に関わる情報、安心
に繋がる情報を求める検索が多数、行われました。また、震災後
すぐに、全国からボランティアや支援に関する情報の検索も多数、
行われました。

普段、何気なく使って頂いている検索サービス。そこで得られる
情報は、インターネット上にあるただの情報です。しかし、人を
助けたいという想いから始まる検索は、全国からの大きな支援を
東北に届ける一助になりました。

あれから3年、私達Yahoo!検索サービスは、東北を応援する
想いを持った方々と一緒に、その想いを届け、東北を応援できる
事はないかと考えました”

あれから3年が経ち、福島のクライアントの方にお送りしたお葉書は、
以前なら「配達できません」と付箋が貼られて戻ってきたが、最近は
返送されないので、お手元に届いているのだろう。と信じたい。

約267,000人が今なお、避難生活を強いられ、仮設住宅には約
104,000世帯が暮らし、岩手、宮城、福島の3県のプレハブ仮設
住宅の入居率は約84%にのぼる。同時期の入居率が50%台だっ
た阪神大震災と比べて、暮らしの再建の遅れが目立つそうだ。

避難所で生きる事に必死だった人達が、衣食住を与えられた途端、
仮設で自殺したり、孤独死したり。支援を受けたら受けたで、働き
もせず、タクシーでパチンコ店に乗りつける若い人もいるという。

関連死と認定されれば、最高500万円の災害弔慰金が遺族に
支払われるが、そこにはもらえる人ともらえない人の間で、やっ
かみや不満が噴き出てくるのは必然だ。

周囲に「お金がもらえて良かったね」と言われる度に、深く傷つき、
「こんなに辛い思いをするなら、関連死なんて申請しなければ良か
った」と涙ながらに遺族がいる。

3.11の様々な関連記事を読むにつけ、こういう運命は一体、誰が
決めているんだろう?とふつふつと疑問が湧いてくる。やはり神様
なんだろうか? 助かった人、亡くなった人、その運命の明暗は、
基準はどこにあるのだろう?などなど、誰も説明できない。

未空専用神棚もどきの前で、黙祷をささげた。そして、私にでき
る事を考えた。今、こうして普通に、平凡に暮らせる事の有り難さ。
無事な毎日、これこそ奇跡だ。 心から感謝すると共に、亡くなら
れた方々のご冥福を祈りたい。

そして今、辛く苦しい生活を強いられている方々へ、何かしらの
サポートができたらと思う。私にできる事、これを積み上げていこう。

脳科学者・茂木健一郎氏と奥田知志(ともし)氏の対談本「助けてと言える国へ 人と社会を繋ぐ」。奥田さんは牧師で、ホームレスの方々の支援に長年、奔走されていた。活動の背後には信仰があり、「自ら傷ついた者こそが叡智を得て、世界を救う事ができる」というキリスト教の根本思想がある。 「絆(きずな)という言葉には、傷(きず)が含まれている」という彼の言葉に共感した。人間関係の中で傷つく事があったとしても、それ以上の喜びだってある。傷ついたからこそ、優しくなれるし、強くもなれるのだ。人は人の中でしか生きられない。そして、人は繋がる力で生きている!

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