続・霊泉

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ベルナデッタ・スビルーの遺体は今もって腐敗せず、修道女の服装のまま眠る
ように、ヌヴェールに安置されている(遺体が腐敗しない事は、列聖のための
有力な材料となる)。

私はこのベルナデッタのポストカードをもらった事があり、見れば見るほど
不思議だった。だが、発見者のベルナデッタが気管支喘息の持病があった
にもかかわらず、一度もルルドの泉に行く事はなかったというのは、本当な
んだろうか?

にわかには信じ難い。騒動を避けるため、わざとにそうしたんではなかろうか。
ルルドより遠方の湯治場へ通っていたって、もしかして「やわらぎの湯」?
なワケないじゃん(笑)。世界中のこれだけ多くの人を救っても、ベルナデ
ッタは35歳の若さで亡くなってしまうのね。

ルルドの泉で病気が治ったと自己申告をした人は、1862年以来6700人に
上るそうだが、その内、ルルド聖地当局によって正式に奇跡と認定されたのは、
たったの66人だけで、しかも奇跡の正式認定者の数は、近年になるにしたが
って減少しているんだとか。これって約100分の1だよね。

ちなみに、1960年から2000年までの40年間では、認定者はわずか4人だけ、
なんだって。ルルドではカトリックの国際医師団が、奇跡で治癒したと申し
立てる人々に、厳しい医学的なチェックを行なっているそうだが、私は失明
の危機を救われた女性から直接、話を聞いた事がある。それも飛行機の中で。

彼女は「ルルドにお礼参りに行きたい」と願っていた。その願いは今年の秋
にも叶うだろう。やはり、霊泉の奇跡はあるんだと思う。
20070315

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