ミツバチの羽音と地球の回転

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たまたまネットで見つけたドキュメンタリー映画「ミツバチの羽音と地球
の回転 http://888earth.net/index.html」は、「ヒバクシャ~世界
の終わりに」「六ヶ所村ラプソディー」に続く、鎌仲ひとみ監督の3部作
の完結編だった事を、後で知った。

いち早くツイッターでつぶやいたが、この作品は、日本のエネルギー
の最前線、上関原発計画に向き合う祝島(いわいしま)の島民と、
スウェーデンで持続可能な社会を構築する取り組みを行う人々の
両面から、現代のエネルギー問題を描き出すドキュメンタリーだ。

“瀬戸内海に浮かぶ祝島の真正面に、原発建設計画が持ち上が
ってから28年。島民は一貫して、建設に反対してきた。島では
海藻や鯛を取り、無農薬のビワを栽培して、千年も前から生活が
続けられている。

最も若い働き手、山戸孝さんは妻子を抱えて自立を模索しているが、
その行方を阻むように着々と進められる原発計画。島民は一体と
なって、阻止行動に出る。

孝さんの眼差しの先には、スウェーデンの取り組みがある。足元に
ある資源で、地域自立型のエネルギーを作り出すスウェーデンの
人々が目指すのは、持続可能な社会。それを支えるのは、電力
の自由市場だ。

原発重視かつ電力独占体制の日本のエネルギー政策を変える
ためには、どうしたらいいのか。そして、祝島の未来はどうなるのか”

日本電産社長の永守重信氏は、「政府や東京電力は想定外とか
言っているが、我々がそんなこと言っていたら、潰れてる。想定外
なんて言い訳したらあかん」と言っているが、私も同感だ。

だが、本当のところは想定外ではなく、想定したらあまりに莫大な
コストがかかるため、見て見ぬふりをしてきたというのが実情だろう。

それにしても、スウェーデンという国は、なぜこんなにも国民の意識
レベルが高く、様々な大改革ができるのだろう? 見習うべき点が
ホント、たーっくさーんあるよね。今こそ日本にも、電力の自由市場
を作る必要がある。そこに、こんな運動を始めたヒトがいる! 

「送電線の国有化、夢は叶う短冊署名」とは?
http://www.tentsuku.com/nikki/index.cgi

「どうしたら未来のエネルギーを自分達の手で選択し、作り出せるのか。私達と全く同じ、普通の人々の感性と思いが国を超えて交差し、新しいビジョンを描き出す。未来を待たずに、今、未来を作り出す現場がここにある。自然と共振し、エネルギーを生み出すミツバチのような人々の羽音が聞こえてくる」。そっか、タイトルのミツバチの羽音~というのは、そういう意味があるんだね。素晴らしい作品を生み出してくれた鎌仲ひとみ監督に、心から拍手を送りたい。鎌仲さんは現在53歳。富山出身で、早稲田大学第二文学部(夜間学部)卒業。大学時代は、探検部に所属していたんだとか(笑)。男前の魅力的な女性だなぁ。

ナマ拳、その他のスケジュールはこちら

たった一言でもいいので、コメント下さいね。

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