Bemposta後篇

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4/26付「Bemposta中篇『フランコ政権下の悪夢“盗まれた子供
たち事件”』」から読んでね。
http://www.coo-an.com/blog/archives/14769

1989年にドキュメンタリー映画「ベンポスタこども共和国」が公開
され、1993年には85人のベンポスタ人を日本に招聘し、59日間、
全国9ヶ所でサーカス公演を行った。

「強い者は下に、弱いものは上に。そして子供はてっぺんに」と
いう理念を、サーカスの演技「人間ピラミッド」として表現。ちな
みに、この時の実行委員長は、故・井上ひさしさんだった。

1995年に阪神大震災が起こり、街の復興を願って、被災者達を
元気づけるため、シルバ神父以下15人をベンポスタから呼んで、
「人間ピラミッド」の演技をした。

ここで表現される理念だが、今は世界中で「強い者は上に、弱い
者は下に。そして子供は、更に下に」という、真逆の状況になって
いる気がしてならない。

1956年、フランコ政権下の悪夢「盗まれた子供達事件」が起こ
っていた真っ只中に、その独裁体制と相反する民主主義の
「ベンポスタ」ができた。ベンポスタでは、子供達が自らの選挙で、
大臣や市長を選び、法律を決める住民会議を開催し、独自の
「コロナ」という通貨が使われていた。

まさに子供の子供による子供のための国であり、理想のコミュ
ーンを目指したのだろう。こんな夢のような共和国があったなんて、
今まで全く知らなかったなぁ。

そんなベンポスタだが、10年くらい前からは、子供達がいなくなり、
次第に閉鎖状態となっていったようだ。そして、2011年9月、創始
者のシルバ神父が亡くなった。

今となっては、幻の「ベンポスタ子ども共和国」だが、「人間ピラミ
ッド」に託した理念だけは、風化させないようにしたい。

「強い者は下に、弱いものは上に。そして子供はてっぺんに」

世界中にこの理念が行き渡り、実現化したら、どんなに素晴らし
いだろう。このスローガンを理想ではなく、現実化するのが真の
「変革」だろう。

宇宙存在のバシャールは「今、生まれている人達は、この変革
の時を助けるために、大胆に生まれてきた人達です」と言って
いる。まずはできる事から一つ、また一つ。

シルバ神父、素晴らしい理念をありがとうございました。そして、
ご冥福を心からお祈りします。

ナマ拳、その他のスケジュールはこちら

たった一言でもいいので、コメント下さいね。

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