青い鳥

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「知の巨人」から、メーテルリンク作「青い鳥(岩波少年文庫)」を貸して頂いた。

モーリス・メーテルリンク(1862~1949)は、ベルギーのフランドル地方で

生まれた詩人・劇作家。ガン大学で法学を学び、弁護士を開業したが、象徴派

の詩作と劇作に打ちこんだ。作品は、パリの文壇で高く評価され、1896年以降は

パリに住んだ。1910年にノーベル文学賞を受賞した人だそうな。知らんかった。

私は今まで、「青い鳥」と聞くと、たいてい「幸せはすぐ身近なところにある」

といった、人生の教訓めいた話を思い出していた。しかし、それは全編を通して

読んでいないからで、実はもっともっと深い話なんだと、「知の巨人」から聞いた

のは、確か先々週ぐらいの事。ちゃんと覚えていて下さって、わざわざ本を持って

来てくれた(泣)。心ある「血の巨人」でもある。早速、読み始めてみると、その

奥深さ、表現の美しさに驚いてしまった! ネコが「生命の神秘の守り手である、

あたしの古い友人“夜”から聞いて知ったのです」と言えば、妖婆が「死んだ人

でも思い出されれば、死んでないと同じに生きて、幸福に暮らしてるんだという

事が、これからわかるんだよ」とチルチルミチルに教え、祖父母や兄妹達の住む

“思い出の国”へと旅立たせる。私はすっかり、ハマってしまった(笑)。

「青い鳥」って、こんなスゴい話だったっけ? 久々にワクワクする物語と出会った。

ちなみに、チルチルミチルは、貧しい木こりの子供で、祖父母、両親の名前は全て

「チル」という(笑)。登場人物に、「病気たち」「ぜいたくたち」「幸福たち」

「喜びたち」というのが出てくるところがオモシロイ。目に見えない世界の奥深さだ。

この年齢になって、改めて(というより、初めてだな)「青い鳥」が読めるのも、

全てこの「知の巨人」のおかげだ(号泣)。心から感謝している。

どうもありがとうございました!

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