ちょっとイイ話⑦

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伊藤先生がまだ、養護学校におられた頃の話。ある日の事、先生の学校に小学3年生

の子が移って来た。もちろん障害を持つ子で、一通りの紹介が終わった後、付き添って

来たお母さんが、そっと先生に言った。「この子、まだオネショするんですよ・・・

大丈夫でしょうか?」「そうですか。すぐ、治りますよ」と伊藤先生。先生は立ち上が

って、その子の側に行って「ねえ、おトイレ、教えてあげようね。ついていらっしゃい」。

その子は黙って頷いて、とぼとぼと先生の後に続いた。2人並んで、シーシーを始めた。

「お尻を締めてごらん。先生のは止まったよ」「ボクも止まったよ」「ホントだね。今度は

 ゆるめてみようよ」。2本の水柱が勢いよく流れた。「わかっただろう? お尻、締めた

 ら止まるね」「うん!」。その晩の事、伊藤先生は寝る前に、もう一度トイレに連れて

行った。並んでお尻の締め方を復習したのだ。廊下の手洗い場の鏡の前に立った。

「ほら、自分の顔を見つめて。自分の眉と眉の間を、じっと見るんだよ。ひろちゃん。

 それで言うんだよ。小さな声で。お前よ、シーシー出そうになったら、お尻を締めろ

 って。一緒に言おうね」「お前よ、シーシー出そうになったら、お尻を締めろ!」

「うん、うん、それでいいよ。今晩、ひろちゃん、大丈夫だから」「ホント?」

「ホントだよ。先生、神さんに頼んで、おまじないしたんだもの」。翌朝、ひろちゃん

が飛んで来た。「先生! ぼく、オネショしなかったよ」。ひろちゃんは、笑顔で

いっぱいだった。「そう、良かったね。ひろちゃん、もう大丈夫だよ」喜ぶ先生だった。

♪今日のいいコト♪ またまた120円均一じゃないっちゅーに、アンタってヒトは、ったく・・・
 だってさぁ、難民キャンプ生活中、唯一の楽しみなんだも~ん(笑)

ナマ拳、その他のスケジュールはこちら

たった一言でもいいので、コメント下さいね。

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