映画「AIKI」で知った「脊損」

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脊椎損傷の人を「脊損」と呼ぶらしい。夜のセミナーをサボって・・・いや、
ちゃんと休んで、映画「AIKI」を見て来た。とにかく興奮覚めやらぬ状態。
もう1回見てもイイなぁ。とにかく想像以上に素晴らしい映画だった! 

キャストも最高! 中でも石橋凌はカッコ良すぎ。マジにホレちゃうよぉ。
初代太極拳のY先生を思い出したなぁ。映画の中に出てくる、黒空手着
の奴らは実在するんだよね。泰山の旅行で一緒だった横浜の某●龍会
がまさにソレ(笑)。

「AIKI」は、最近見た映画の中で間違いなくベスト1。だがしかし、池袋
の初めて行った映画館は、観客10人くらいで、打ち切りの日も近い(泣)。

なぜか映画が始まる前に、館内で流れてたウルフルズの「とにかく笑え
れば(?)」を聴いてたら、その歌詞にうるうるしてしまい、映画を見ては、
何度もうるうるしちゃって、最後には太極拳をやってて良かったと思った。

私は生涯を通じて、太極拳で自分を磨いていこうと決意した(←とにかく
影響されやすい奴だからなぁ(笑))。師範役の石橋凌は、「AIKI」が
封切られる前に助演男優賞をもらったんだよね。

これは異例の事なんだとか。本当に素晴らしい演技で見直した! 達人
は誰に対しても謙虚で、さり気ない。だから、超カッコイイんだと改めて
痛感した。

主人公・太一を始め、脊損の人々の現実を見て、あの階段から落ちた時
の風景が、鮮やかに甦る。一歩間違えれば、私も脊損の仲間入りだった
んだと思ったら、身震いがして、とにかく五体満足な自分に心から感謝
した(号泣)。

「正しい質問には、すでに正しい答えが隠されている。もし、わからないと
すれば、それは問いかけ方が悪いのだ」と石橋凌が、自分の師匠に言わ
れた事を太一に話す。まるで禅問答だ。でも、太一はそれを頭ではなく、
体で体得していく。

何を聞いても、「ぼちぼちいきましょう。必ず体が教えてくれますから」と言い
続けたY先生は正しかった。今になって、本当にそう思う。手取り足取り教え
る事だけが、指導力のある先生じゃない。本当の先生は自分自身なのだ。

急にY先生の顔が浮かんで、またうるうる・・・Y先生に会いたいなぁ。会って
一言、お礼を言いたいなぁ。あの時の自分は、まだ何もわからなかった。あれ
から7年近く、当時助手だったS先生の元で、私は未だ太極拳を続けている。

どんな道でも先生は大事だ。先生を間違えれば、180度違う世界にいざな
われてしまう(泣)。そう考えると超怖いなぁ・・・しみじみ。映画「AIKI」は
是非、多くの人に見てほしい!

♪今日のいいコト♪ 体を知り尽した動きは美しく、見ていてホレボレする。人間の体内に秘められた未開発の豊富な資源を発掘しないのは損だよなぁ。可能性は無限大だ。全ては自分の中にあるのだから・・・

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