ちょっとイイ話34

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アメリカのある病院のある病室の話です。

その病室には、7人の患者が入院しています。

彼らはみな、死の宣告を受けた結核患者達で、自力では歩けない
末期症状の者ばかりでした。

その病室は入口から奥の方まで、7台のベッドが並んでいる非常に細長い
形の病室で、横の壁の一番奥にだけ、小さな窓が1つだけありました。

窓はその1つだけで、一番奥のベッドに寝ている人のみ、
窓の外が見えるのでした。

その一番奥に寝ていたのは、ジミーという男。

ジミーは毎日、窓から見える外の景色を他の6人達に語って聞かせるのでした。

「お~い、みんな~、今日はいい天気だぞ!
 公園のチューリップの花も咲き始めたなぁ。蝶々も飛んでるぞ」

「お~い、みんな~、今日は子供達が遠足みたいだぞ。
 みんな楽しそうだなぁ。手を繋いでる子もいるぞ。可愛いなぁ」

死を待つばかりの患者達にとって、ジミーの教えてくれる外の様子が
唯一の楽しみだったのです。

そんな中、一人だけ心の荒んでいる男がいました。

病室の入口から、2番目のベッドで寝ているトムという男。

トムはいつもこう考えていました。

「ジミーの奴だけ、外の景色が見れるなんて」

ある朝、みんなが目覚めてみると、窓際のベッドに寝ていたはずの
ジミーがいないんです。

夜中のうちに、ジミーが亡くなっていたのです。

それを知ったトムは、しめたとばかりにほくそ笑んで、
「オレを窓際のベッドに移してくれ!」
と、看護師達に頼んだのです。

やむなく看護師達は、トムを窓際のベッドに移す事にしました。

移してもらう間、トムはこう考えました。

「これで外の景色を独り占めできる。オレはお人好しのジミーみたいに、
 みんなに話してなんかやらないぞ」

そして、奥の窓際のベッドに移され、窓の外に目をやった瞬間、
トムは愕然としたのです。

窓の外には、公園も道もなんの景色も見えなかった。

ただ、隣ビルの灰色のコンクリートの壁しか見えなかったのです。

トムは一瞬にして、全てを理解しました。

「そうだったのかぁ。ジミーの奴は、俺達の心を励ますために、
 この灰色の壁を見ながら、外の世界を想像して語ってくれてたんだ」

その日から、トムはジミーに負けないくらい想像力を働かせて、
外の景色をみんなに語り続けたのでした。

/野口 嘉則
 ポッドキャスト「野口嘉則の“幸せ成功法則”」より抜粋、引用
 http://dailysplice.com/18-episodes
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