一人一人

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    最近、ニュースはほとんどネットで見ているので、新聞をじっくり読む事が
    少なくなった。今朝はたまたま朝刊を読んでいて、紀宮妃の36歳の誕生日
    だという事を知った。未空母&ラーマ王子の仲間が増えたな(笑)。

    宮内記者会の質問に対する文書回答の中で、「目に見える“成果”という形で、
    はかる事のできない皇族の仕事においては、自分に課するノルマやその標準
    をいくらでも下げてしまえる怖さも実感され、いつも行事に出席する事だけに
    終始してしまわないよう、自分に言い聞かせてきたように思います」とあった。

    最初の頃は緊張感のあった公務も、長くやっていればとりあえず「会いました
    終わりました」でハイっ、次という日だってあるだろう。お互いにとって、
    その日が最初で最後の出会いになろうとも。どんな仕事においても、慣れと
    は恐ろしい。心をこめて、目の前の人に会う、一期一会とアタマではわかって
    いても、忙しかったり疲れていたりすれば、誰だって人に会うのがおざなりに
    なってくるのではないか。となると、スケジュールの組み方が重要になって
    くる。これは皇族に限った事ではないだろう。

    他にも「以前、皇后様が“人は一人一人自分の人生を生きているので、他人
    がそれを充分に理解したり、手助けしたりできない部分を芯に持って生活し
    ていると思う。そうした部分に立ち入るというのではなくて、そうやって皆が
    生きているのだという、そういう事実をいつも心にとめて、人にお会いする
    ようにしています。誰もが、弱い自分というものを恥ずかしく思いながら、
    それでも絶望しないで生きている。そうした姿をお互いに認め合いながら、
    懐かしみ合い、励まし合っていく事ができれば・・・”とおっしゃったお言
    葉がよく心に浮かびます」とあり、本当にその通りだと頷いてしまった。

    うれしいから、楽しいから笑っている訳ではない。心が張り裂けそうな時でも、
    人はニッコリ笑う事ができる。だが、心はごまかせても、体はごまかせない。
    嘘がつけない。先生と同じ事は言えても、同じ動きはできない。だから、
    ボディワークが大事なんだと、太極拳のS先生が力説する。そんな先生ですら、
    「今の私の精神状態で、太極拳の教室に来ていること自体、奇跡だと思うわ。
    思いっきり泣くには、お風呂が一番いい場所ね」と言っていた事がある。

    先生には先生なりの悩みや苦しみがあり、私が知る由もない。前に美老庵・
    師匠からもらった手紙に、「生きる事を考えるのと、実際に生きていく事は、
    ずいぶんと違っていて、そのために思い、惑い、しまいに自分が見えなくな
    ってきて、心を病んでしまうのです。私達はいつだって、自分探しの旅を
    しているのです。なかなか見つからない自分です。あっちへウロウロ、こっ
    ちをフラフラ、あてどもなく彷徨っているのでしょう。乗り物をうっかり
    間違えると、とんでもない場所に連れて行ってしまう。だから、どんなコー
    スで、どんな旅をしようかと、あれこれ思案を巡らすのです。とりあえず、
    旅は道連れというところでしょうか。未空殿が私と出会ったのも、何かの
    ご縁。しばらくは一緒に、行けるところまで行ってみるとするか・・・
    ってな具合に考えてみると良いのでは? 一緒に旅をする仲間はきっと、
    どんどん増えていくと思うのです」とあった。

    人は一人一人、自分の人生を生きている。だからこそ、一緒に旅をする仲間
    を増やしたい。すっかり葉桜になった木を見上げながら、とみにそう思う。

    P.S 紀宮妃ご結婚おめでとうございます! 末長くお幸せに・・・
    20050418

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