深く深く感化な話

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毎朝、同じコースを同じ時間に、自転車で散歩する管長さんは、道場に差し
かかる前、別な場所でやはり、毎朝会うおじいさんがいたらしい。そこで管長
さんは、毎朝「おはようございます」と丁寧に挨拶するのだが、おじいさんは
答えなかった。しかし次の日も、またその次の日も、管長さんは変わらず
に挨拶をする。それでも、相手は答えない。それが3年続いたらしい。

どれだけその事態が珍しい事か、考えてほしい。答えない相手に挨拶し
続ける事は、そう簡単にはできないはずだ。大抵は腹を立て、自分も
挨拶を止めてしまうか、教育的な言辞を吐いてしまうだろう。

例えば「あんた、挨拶ぐらいしたらどうなんだ?」とか。人によっては、
「人間とは?」などと、説教する人だっているだろう。しかし、管長さん
はまるで、昨日の事を覚えていないとでもいうように、相変わらぬ挨拶
をし続けた。

しかし、相手もさるものである。不機嫌であったり、悩んでいたり、何か
挨拶したくない事情があったとしても、それが3年続くというのは尋常で
ない。そうして、3年後のある朝、そのおじいさんは管長さんの挨拶に
立ち止まり、近づいて来て号泣したのだった。

その時、おじーちゃんの中で、どんな変化が起こったのか? それは誰に
もわからない。変化というよりは、事件といって良い事なのかもしれない。

そこで起こった事に関して、私達にわかるのは、3年間挨拶し続けたり、
それを無視し続けた時間があって、初めてそんな深い感化があったの
だろうという事だ。それ以後のおじいさんは、人が変わったように
明るくなったらしい。

よく学校などで「挨拶しましょう」と教える場面を目にするが、そんな事を
指導するくらいなら、黙って挨拶し続けたらどうかと思う。深く深く感化
するためには、指導に走ってはいけないのだと思う。

ってゆー話を読んで、知らぬ間に指導に走ってる自分に気がついた次第・・・

どーでもいーけど今日は、右から読んでも左から読んでも626なんだね(笑)
20050626
♪お初の神社 前から気になってて、とーとーお参りできた。それにしても、階段がかなり急なんだよね。怖っ。

ナマ拳、その他のスケジュールはこちら

たった一言でもいいので、コメント下さいね。

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