モーゲン族その後

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あまりにタイのモーゲン族(←6/11の未空風呂を見てね)に感動した私は、太極拳
のS先生にもすぐMailを送った。S先生もこの民族に関しては全く知らず、メチャメチャ
感動してくれた。そして、彼らに会ってみたいよねという話になった。モーゲン族
を放映したのはTBSの「CBSドキュメント」で、好評の場合には再放送があるらしい。

是非やってほしいと思う。もっと詳しく知りたいと思ったので、アマゾンで本が出て
ないか探したが、該当せず。あきらめきれない私は、ネットで「モーゲン族」を検索
してみた。たった1件の記事だけヒットした。

それによると、彼らは海洋民族で、タイに住んでいるが、話す言語も文化も異なる
らしい。タイにいるが、純粋なタイ人ではないのだ。津波で家屋に被害が出ても、
政府から援助が出ないとか。な~るほどね。だとすれば、ミャンマーのモーゲン
族と大元は一緒なんだろうか?

モーゲン族の長老は、「波がすごい勢いで引いたから、強い波が来ると思って、
皆で高い場所に逃げた」との事。彼らの住んでる島は、3方向から津波に襲われ、
ダイブショップや村人の家50軒、全てが破壊されたが、死者は1人も出なかった。

生きる上で欠かせない情報は、民族全体で共有しているが、それ以外は必要ない
のかもしれない。モーゲン族には時間の概念がないので、自分の年齢を知らない
という。挨拶の言葉もないらしい。

農耕民族は手間隙かけて育ててきた米や麦等の収穫物を、良くも悪くも貯め込む
習慣がある。それに比べ、海洋民族は狩猟民族に属するので、その日に必要な
食べ物を獲っては食し、食べては獲りという生活形態になる。主食がナマ物なら、
貯め込むにも限界があるだろう。

モーゲン族に欲、特に所有欲の概念がないというのは、そういうライフスタイル
が影響していると思う。農耕民族は概して、貯め込む事で安心な反面、それが
心理的に思い煩い、心配するという事にも繋がってくるのではないか。

モーゲン族は禅を知らなくても、難しい哲学書を読まなくても、「瞬間、瞬間に
生きる」という概念がDNAレベルに組み込まれている、と思う。彼らにとっては
それが当たり前であり、それ以外を知らない。そして、代々実践しながら生き
ている。何てシアワセなんだろう。

私は間違いなく農耕民族のニッポン人だ。過去はすでに終わった事だし、未来
はまだきていない。私が生きれる場所はここ、現在しかない。それはアタマで
は十分に理解できるが、「瞬間に生きる」という事を強く意識していないと、
すぐに思い煩い、心配オバケにとり憑かれてしまう。何かある度「瞬間、瞬間」
と呪文を唱える私は、半ば「妄言族」になりつつある(笑)
20050616

ナマ拳、その他のスケジュールはこちら

たった一言でもいいので、コメント下さいね。

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