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何か

2003 年 9 月 12 日

達人と凡人の間にある“何か”とは、永久に解明できないもの、と思い込んでいる人達へ。

達人とは、凡人とは全く違った特別な“何か”を持っている人だと思い込んでいる人が、

まだまだ多いようです。さらにおもしろい事に、その“何か”は、解明できないものだと

思い込んでいる。別な言い方をすると、その“何か”は、それに従って機能が発揮される

という意味での“メカニズム”などではない、と思い込んでいる人も多いのです。そういう

人達に「では、その“何か”とは、何だと思っているのですか?」と聞くと、「それがわか

らないんですよ」という答えしか返ってこないのです。その答え方を聞くと、達人と凡人

の間にあるものが何であるかは、結局わからない方がうれしい、と思っているとみなさ

ざるを得ない人まで、中にはいるのです。更には、何だかわからないものが達人と凡人

を分けるものである。だから、達人と凡人の間にあるものが、それに従って機能が発揮

される“メカニズム”であっては困る、と決めつけているような人すらいるのです。

そのような思い込みをしている方は、自分自身と向き合う生き方を避けているのだと、

私は考えます。だから、達人と自分を真に見比べる事をしない。簡単な言葉でいえば、

達人の存在を、憧れや信仰の対象にして喜んでいるだけなのです。自分自身と向かい

合うなら、人生を賭けて、自分を高めていく以外に道はない、というのが私の考え方

です。その考え方に立てば、自分と達人との差が明快になり、しかもそれがメカニズム

であって、その論理から、自分が達人になるための方法が組み立てられるという事は、

歓迎すべき事です。なのに、その事を認めたがらないというのは、その方法に従って

自分を高めるための努力をする事を、忌避しているだけのように、私には見えるのです。

こう言っては申し訳ないのですが、そういう考え方をしている方は、やはり自分を高め

るという事において、消極的すぎるのではないでしょうか?

/高岡 英夫(運動科学総合研究所 所長)

♪今日のこんなコト初めて♪ 太極拳を2週間続けて休んだら、S先生から電話がかかってきた。スミマセン。忙しすぎてボロボロなんですぅぅぅ(泣)

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