2005 年 4 月 25 日 のアーカイブ

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続・たまたま

2005 年 4 月 25 日

兵庫県尼崎市で起きたJR福知山線の惨事。線路脇のマンションに突っ込んだ
車両の無残な姿が、未曾有の事故を物語る。電車には乗客約580人が乗っており、
尼崎東署によると、夜までに乗客計58人の死亡を確認、負傷者は441人に上って
いる。1~2両目には多数の乗客が閉じ込められ、夜になっても1両目の救助活動
が続いている。死者数は1991年5月、滋賀県で起こった信楽高原鉄道での事故の
42人を上回り、平成に入って最悪の鉄道事故となった。

未空弟1号夫婦はつい最近まで、神戸に住んでいた。もし、兵庫で何か起こった
と聞けば、ドキッとする。事故から17時間以上経っても、未だに多くの人達が
助けを求め、心身共に傷つき、苦しんでいるかと思うと胸が締めつけられる。

4/21に書いた「たまたま」という言葉を改めて思い知った。私はたまたま、
この電車に乗っていなかっただけだ。そして、今日に限って、たまたまこの
電車に乗った人がいる。空庵にご縁のある方で、ご本人はもちろんご家族や
親戚、友人や知人、同僚や仲間などが巻き込まれていないだろうか? そう
考えると、決して他人事ではいられない。今夜は1人でも多くの方が救出さ
れるよう、祈りの瞑想をしようと思う。そんな中、こんなMailを頂いた。

「4/21のブログを読んでいて、思い出した事があります。あれはまだメンタルクリ
ニックにいた頃、先生がオーラ写真の機械を個人輸入していて、私が写真を撮り、
解説をしていました。先生の古くからのクライアントで友人の方が、オーラ写真を
撮ってほしいと言われました。オーラ写真は座って、体の横にある機械の上に両手
を置くのです。その人がいきなり、“私は両手が義手なのだけど写るのかしら?”
と言われ、よく見るとドラマの片平なぎさみたいに、義手が両手にはまっていま
した。普段通りに接するのは、努力のいる事でした。なぜ急にオーラ写真を撮ろう
と思われたのかわかりませんが、後で実験したら、オーラ写真は誰も座ってなくても、
写ったのです。もしオーラが写らなかったら、傷つけてしまうと心配でした。かと
いって断る方が悪いかなとか、色々考えました。五体満足の事は当たり前すぎて、
普段考えもしないけど、本当に有り難い事です。先日TVで、サリドマイドが他の
難病に効くというので、少しでも許可する方向に動きつつあるという事を放映して
いました。痛みを風化させてはいけない」

貴重な体験談をどうもありがとうございました。自戒をこめて何度も言う。五体
満足は決して当たり前ではないのだ。3年前、日帰り温泉の階段から、見事な
ダイブをした時(←空庵だよりVol.124で実録レポート(笑)。例え奈落の底に
落ちても、タダでは起きない体感派未空(笑))、美老庵・師匠に「今度会う
時まで、無事でいなさい」と言われた。その時ほど、この「無事」という言葉
の有り難さ、奥深さを思い知った事はない。まずは今日一日、無事でいること。
死ぬ瞬間まで、そう肝に命じようと思う。
20050425

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